2021.02.15

ギフティ、ソウ・エクスペリエンスを完全子会社化 強み掛け合わせ、ギフト市場に新たな価値創出

写真左からギフティ 太田睦代表、ソウ・エクスペリエンス 西村琢代表、ギフティ 鈴木達哉代表

eギフトプラットフォーム事業を展開するギフティは2月12日、体験ギフトを主軸にギフト商品の企画・販売を展開するソウ・エクスペリエンスの株式の取得および簡易株式交換により、3月12日付でソウ・エクスペリエンスを完全子会社化する予定だと発表した。両社は、今回の統合でパートナーシップをより強固なものとし、多様化するギフト市場に新たな価値を創出すべく取り組むとしている。

ギフティは、「eギフトを軸として、人、企業、街の間に、さまざまな縁を育むサービスを提供する」というコーポレート・ビジョンのもと、eギフトの発行から流通まで一気通貫で提供するeギフトプラットフォーム事業を国内外で展開。主力サービスは、カジュアルギフトサービス「giftee」、eギフトやチケットを発行し販売する「eGift System」、eギフトを活用した法人向けソリューション「giftee for Business」、地域の課題を解決し活性化するプラットフォーム「Welcome ! STAMP」の4サービスで、個人、法人、自治体を対象に広くeギフトサービスを提供している。

一方、ソウ・エクスペリエンスは、さまざまな体験の提供を通じて個人の経験の積み重ねをサポートし、少しでも多くの幸せと希望を増やすことをミッションに、体験ギフトをはじめとしたギフト商品の企画・販売を手がけている。

今回の統合により両社は、ソウ・エクスペリエンスの強みであるコンテンツの開発に必要なクリエイティブのセンスと編集力、ギフティが強みとするコンテンツやサービスのデジタル化および仕組み化のノウハウを掛け合せ、サービスやコンテンツのクロスセルや新たなコンテンツの共同開発により、ギフト体験の探索と深化を進めていくとしている。なお、この度の統合による両社の社名、所在地、経営体制、事業内容についての変更はない。

昨今、ライフスタイルの多様化や細分化、テクノロジーの発展にともない、「ギフト」を贈る用途や方法は広がりをみせている。2020年には、コロナ禍の外出自粛により気軽に人と会えなくなったことで、コミュニケーションの手段として「ギフト」の利用が普及したが、今後も社会動向に影響を受けながら、「ギフト」および「ギフト体験」は柔軟に変容、拡大していくことが予想されるとし、今回の統合により個々に展開していたギフト事業を共同で進め、進化する市場を牽引すべく、「ギフト」によるインタラクションを促進し、贈り物がより豊かなものとなるよう取り組んでいくとしている。

ギフティおよびソウ・エクスペリエンスは引き続き、それぞれのカルチャーを尊重し独立性を重んじつつ、進化・多様化するギフト市場に新たな価値を創出すべく両社でチャレンジしていく考えを示した。


【 両社代表からのコメント 】

■ギフティ 代表取締役 太田睦氏

西村さんとの出会いは2009年、起業のきっかけを求めて参加した自由大学の講義でした。西村さんからは、新しい事業のつくり方や心構えを学び、まさにその講義をきっかけにギフティは生まれました。ギフティは様々なコンテンツをeギフト化し、それを世の中に流通させていく仕組み化が得意なのに対し、ソウ・エクスペリエンスは自らが魅力的な非日常体験を見つけ出し、それを卓越したクリエイティブと編集力で「体験ギフト」としてパッケージ化する力に秀でています。異なる強みを持った両社が同じグループになることで、今までにない新しいギフトコンテンツや体験が生まれ、より多くの喜びや感動を世の中に提供していけると信じています。

■ギフティ 代表取締役 鈴木達哉氏

大学時代から交流のあったソウ・エクスペリエンスとこのようなかたちで仲間となり、共に歩み始められることを心から嬉しく感じています。ソウ・エクスペリエンスとは、互いの良さを活かしながら一つの音楽を奏でるジャズセッションのように、今までになかった新しい音を生むような協業ができればと思っています。これまでは、ギフト領域でそれぞれ事業を展開してきましたが、今後は、互いに培ってきた強みを活かして共にチャレンジすることで、新しい「ギフト体験」を創出していきます。

■ ソウ・エクスペリエンス 代表取締役 西村琢氏

EXPERIENCE GIFTからNEW GIFT EXPERIENCEへ
イギリスで目にしたEXPERIENCE GIFT、つまり体験を贈ることができるギフトを社会に定着させるべく、ソウ・エクスペリエンスは2005年から活動を始めました。おかげさまで体験ギフトは年間15~20万セットが贈り・贈られる定番のギフトカテゴリーとなりつつありますが、ここに来て本質的に我々が提供すべくは人と人との豊かなインタラクション、それをアシストするNEW GIFT EXPERIENCEなのだと思うに至りました。今後、ギフティと一体となり活動していけることは、このビジョンを体現する上で考え得る限りベストの環境だと捉えています。より豊かでより楽しい、そんなギフトやコミュニケーション、そして企業グループを目指していきたいと思っているので、引き続き応援いただけますと幸いです。

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