2021年の売れ筋商品のトレンドはなにか。「日本ネット経済新聞」はこのほど、記者が取材分野としている4つのカテゴリーのトレンド予測をまとめた。予測には企業のコメントも盛り込んだ。各商品分野で共通しているのは、「おうち時間」をキーワードにしたトレンドが来年も続くとの予測だった。新型コロナウイルスの影響が長引く中、自宅での過ごし方が多様化。新たな過ごし方を提案する「第2世代型」のおうち時間が台頭していくことが予想される。
<CONTENTS>カテゴリー① インテリアカテゴリー② 生鮮食品ECカテゴリー③ 化粧品カテゴリー④ 調理家電 【インテリア】仕事と遊びの共存が鍵に
インテリア分野における2021年のトレンドは、仕事と遊びの共存が鍵となりそうだ。
会社員も「家で仕事をすること」が当たり前となり、私用空間にビジネスが入り混じるライフスタイルが定着した。こうした生活習慣がインテリア市場を活況にしている。
コロナ禍による住環境の変化について各社の予測内容を別表で示した。注目したい分野について聞いた。
カリモク家具は、「在宅時間が増えたことでゲームの人口が増加。ゲーミングチェアはニッチだが安定した支持を集めている」と言う。
リグナでは、「スペースを有効活用した機能性デスク、棚板や収納がついた機能性ダイニングテーブル、リビングダイニングのインテリアにマッチしたデスクの三つが商品のポイントとなりそうだ」と話す。
リビングハウスでは、「ホームパーティーの需要も今後高まると予想し、伸長式のテーブルに注目が集まるのではないか」とコメントした。
ルームクリップは、「仕事環境のアクティブ要素と、癒しを求めるリラックス要素の2つの側面を加味した空間作りが今後も話題となりそうだ」と指摘。その上で、住まいや家族構成、季節などによって、多様な空間作りが生まれ、それによって新しい商品が生まれてくると予想している。