2020.11.19

【2021年売れ筋予測】キーワードは『第2世代型おうち時間』 インテリア、生鮮食品EC、化粧品、調理家電のトレンド解説


【生鮮食品EC】おうちで”レストラン”気分


コロナ禍で、特に夜間の飲食店に出向く人は引き続き少ないとの予想から、生鮮食品のEC事業者が販売展開する「自宅でレストラン気分が味わえる商品」に注目した。

シャープが展開するミールキットEC「ヘルシオデリ」は、調理家電「ヘルシオ」と「ホットクック」を使って自宅でレストラン気分が味わえるミールキットを展開し、今年10月時点で会員数が2万人に達した。


シャープは有名店の料理が家電で簡単に調理できる

有名シェフによる「シェフコース」のラインアップは、東京・代々木上原の「割烹高橋」が監修した「牡蠣の土手鍋風煮込み」や、東京・新大久保の「ソウル市場」監修の「辛いがおいしい牡蠣のスンドゥブチゲ」を追加し、12月から6品となった。

オイシックス・ラ・大地が展開する「Oisix」は今春から、「Oisix おうちレストラン」を展開している。現在までに16ブランドと組み、22商品を販売する。「串カツ田中」の商品は累計販売数が17万本を突破したほか、「博多もつ鍋やまや」は累計4000セットを超えた。


「Oisix おうちレストラン」に「串カツ田中」「もつ鍋のやまや」など16の有名ブランドが出店

串カツ、もつ鍋、ラム肉、焼き鳥といった飲食店で食べる機会の多い商品を共同開発するほか、食べたいブランドに店が近くにないといったニーズを捉えている。

高島宏平社長は「お客さまの新しいライフスタイルになりつつある。このサービスにより力を入れて展開していきたい」とし、他のECモールや飲食店のECで販売していないような限定商品の開発を積極化する。ブランド数を100種類まで引き上げたい考えだ。

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