2020.10.09

【コロナ正月元年】おせち商戦は大混戦に オイシックスは注文数1.5倍、楽天はトレンド発表

SLCreationsはおせち動画にタレントの彦摩呂を起用


新型コロナウイルスの影響で、今シーズンのおせちの販売は、EC、店舗ともに活況となりそうだ。楽天は10月1日、おせちの特集を開始したのと同時に、今期の商品トレンドとして、「プチ贅沢」「一人前」「好きなものだけ」とのポイントを挙げた。オイシックス・ラ・大地では、おせちの販売が前年の1.5倍で推移。スカイネットは、予約注文が10%増となっている。百貨店やギフト系のおせちもECにシフトしており、販売の出足は好調だ。モールの動向、販売会社、百貨店・ギフト系などカテゴリーに分けて、おせちの動向をまとめた。


【楽天】「プチ贅沢」「一人前」「好きなものだけ」3つの流行予測、売上1.2倍に


楽天は10月1日、年末商戦のおせちトレンドを発表し、「プチ贅沢」「一人前」「好きなものだけ」の3つが流行のキーワードになると説明した。トレンド発表と同時に、おせちの特集ページを開設した。

「プチ贅沢」は旅行を控える人が例年より多くなる中、例年よりも少し贅沢なおせちを楽しむ消費者が増えると予測している。


楽天市場では28万円以上するふぐとおせちのセット商品もある

「一人前」は、コロナの感染症予防の観点から、大皿料理を避け、取り分けが不要な小さなサイズのおせちのニーズが高まるというもの。

「好きなものだけ」は、ニーズの多様化、フードロスの流れから、肉だけ、海鮮だけなど「好きなものだけ」で作ったおせちの人気が上昇傾向にあるとしている。来年もこの流行は続くと予想している。

トレンド発表と同時に、楽天市場におけるおせちの流通額にも触れた。2017年と2019年で比較すると、約1.2倍に拡大したと説明。楽天市場で販売しているおせち関連商品数は2020年9月末時点で、約3万点あるという。

おせちの特集ページでは、人数や予算などの検索条件に加え、「洋風」「和風」「中華」などのテイスト、「冷凍」か「冷蔵」など、詳細な条件で商品の検索ができるように機能を拡充している。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事