商談支援ツールも提供
――他社にあまりない機能やオプションは?オンライン商談システムツール「WEBセールス・オフィス」というオプションを提供している。導入企業さまの営業担当者がBtoB‐ECサイトを営業活動に活用するためのサービスだ。営業担当者が管理画面にログインすると、自分の営業担当企業がどのような商品を購入しているか、どのような見積もりを出しているかなどを確認でき、場合によっては顧客企業に代わって商品購入手続きを行ったり、見積もりを作成したりすることができる。どれだけウェブ化が進んでも、法人担当の営業社員は必要だと思う。その営業担当者の業務や商談をより効率的に行うためのサービスとして提供している。
▲「WEBセールス・オフィス」のイメージ「サプライヤーオプション」という機能もあり、仕入れ先(サプライヤ)が専用の管理画面から自社商品の登録や注文処理情報をできるようにすることで、仕入先の発注を自動化することも可能だ。
▲「サプライヤーオプション」のイメージ VAIOのBtoBーECを構築
――どんな導入事例があるのか?パソコン(PC)メーカーのVAIOさまのBtoB‐ECサイト構築に採用していただいている。もともと個人向けPCの販売サイト構築で「ecbeing」を活用いただいた。VAIOさまがBtoB販売に注力する方針をお持ちだったことから、「ecbeing BtoB」を採用いただき、2016年に法人向けの販売サイトを構築している。
VAIOさまはメモリやCPUなど自分でカスタマイズして注文できるCTO(注文仕様生産)方式でPCを販売している。BtoB‐ECでもBtoCで開発したBTOの仕組みを活用し、営業担当者がクライアントのニーズを聞き、見積りを出して注文を受け付けることができる仕組みを構築した。
VAIOさまは、BtoBのデジタルマーケティングにも力を入れており、業務の効率化やワークスタイルの改革をめざす企業のための情報支援サイト「Work × IT(ワーク・イット)」を運営するなど、コンテンツマーケティングも積極的に展開している。
マーケティングオートメーション(MA)や営業支援ツール(SFA)と連携したマーケティングも実施しており、当社はVAIOさまの戦略をシステム構築の面で支援させていただいた。
■「ecbeing BtoB」https://www.ecbeing.net/b2b/