2024.02.28

一番館、ギャラリー作品を扱う陶磁器のEC 唐津焼や有田焼などを全国にPR

陶磁器の販売やギャラリー展示を行う一番館は、自社のギャラリーで展示する地元作家が作った陶磁器をEC展開している。芸術としての価値もある高単価な唐津焼や有田焼をラインアップして、地元の陶磁器を全国にPRする。

同社は、陶磁器の名産地である佐賀県唐津市で陶磁器を取り揃えるショップを運営している。このほか、九州の陶芸家とのネットワークを作り、個展や企画展を開催しながら現代の陶芸作品を紹介するギャラリーも運営している。「地元ということもあり、唐津の作家が出入りするサロン的な一面も持ったギャラリー」(同社)だと言う。

取り扱う陶磁器は、唐津焼と有田焼の職人が作る一点物が中心だ。人間国宝の認定を受けた作家や、陶芸展などの受賞実績のある作家、国が認定・表彰する「現代の名工(卓越した技能者)」が作る作品を取り揃えている。これらの商品は高単価で、中には20万円台の陶磁器もあるなど、芸術としての価値が高いのが特徴だ。


▲芸術性の高い陶磁器を取り扱う

芸術性の高い商品だけでなく、1万~2万円以下の日常使用にも適した茶碗や茶器も豊富にラインアップした。低価格帯の商品でも、職人の手作りのため、「一点ずつ風合いは異なる」(同)としている。
 
ECサイトでは、実店舗と同じ商品を展開するだけでなく、作家の紹介文やページも用意した。略歴や作風だけでなく、作家のこだわりや、作品の背景にあるバックグラウンドまで紹介している。
 
2022年には、自社サイトを越境ECに対応した。外国語に対応して、地元の陶磁器を世界にも訴求できる体制づくりを進めている。
 
同社は、「なかなか唐津にまでお越しいただけない皆さまのために、ネットを通じて少しでも唐津焼や有田焼の良さを感じてもらえるように、一番館の焼きものをご案内していく」(同)としている。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事