2023.11.27

【インテリアEC特集~2024年の動向予測~】領域拡大、新商品、実店舗に商機 ECと店舗の相互連携進む


カリモク家具、限定価値を強化へ


カリモク家具は、2024年のインテリアの動向について、コロナ禍で広がった快適な住環境への関心は減退しないと予想する。この予想をもとに、パーソナル化した限定的な価値の強化が必要なると判断している。

インテリアの需要においては、今年と同様とみている。「ただし、暮らしの快適性や課題解決、居心地など、価値観の提供が前提であり、必要となる」(山田郁二常務取締役)と話す。

消費動向は、二極分化が一層進んでいくと予想する。商品に対するこだわりを持った消費と、堅実な消費が進んでいくと読んでおり、これらの動向を読み取る商品やサービスの強化が必要になるとしている。その上で、「当社としては、あなただけといった、限定の価値やパーソナライズ化などへの対応を強化していく」(同)。

EC展開は現在、自社の公式ECサイトとアマゾンへの卸販売の二つとなっている。両チャネルとも、今年の上半期は停滞気味だった。

しかし、アマゾンにおいては、今年7月のプライムデーや10月のプライム会員へのセールで実績を積むことができたようだ。

これからは、オウンドメディアなどとECの結びつきを強化していく方針。「これらはまだ初期段階。一歩ずつ進めていき、カリモク家具のブランド力を強化していく」(同)と話す。

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