2023.11.27

【インテリアEC特集~2024年の動向予測~】領域拡大、新商品、実店舗に商機 ECと店舗の相互連携進む


Flavor、店舗出店の拡大


Flavor(フレーバー)では、2024年はリアルの重要性が増していくとみている。

今年以上に、来年はインテリアの市場動向がさらに厳しくなる可能性があると予想。「特にECにおいては、価格競争などがより厳しくなる。当社としては、リアルの重要性が増していくと考える」(山本哲也社長)と話す。

同社は今年、「オリジナル製品のさらなる開発」「海外メーカーからの直仕入れ」「SEO強化」「オウンドメディアを活用したCVRやLTVの向上施策」に取り組んだ。

オリジナル製品においては、2022年度比で利益が15倍ほど伸長している。SEO強化によって、サイトへの流入が2022年度比で約1.3倍に伸びるなど、施策の成果に表れている。

施策は短期的なものではなく、長期的に取り組んでブランド力の向上を図っている。昨今の広告費の高騰も背景に、広告だけに頼らず、集客やLTVの向上を促す施策が重要だとみている。

こうした状況を踏まえて、来年は店舗出店を拡大していく考えだ。「リアルでの存在感を高めることで、認知度と好感度の両面を高めていく予定」(同)と強調した。

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