毎日投稿しているインスタ画像を有効活用
――コンテンツを強化するためにどのような施策を行っていますか?西川:リニューアルに合わせて、インスタの投稿をECサイトと連携するため、「visumo social(ビジュモ ソーシャル)」を導入しました。
「visumo social」を活用し、ECサイトにインスタに投稿した画像を掲載しました。ジュエリーはアパレルなどと異なり、見栄えが変わりづらい商材です。インスタに毎日投稿している画像がECサイトに載り、商品を伝えるコンテンツが増えました。
連携ツールを探している中で、自分たちでも活用しやすいツールとして「visumo social」を選びました。
▲第三事業部 販売促進部 販売促進課長 神島涼子氏(左)、第三事業部 EC営業部 EC営業課長 西川逸人氏(右)神島:各ブランドのターゲット層と親和性の高いインスタは、以前から重要視していました。フォロワーは8.5万人おり、日々投稿しているものの、その投稿がどのくらいご購入につながったかなど、成果が見えにくいため、どちらかというと継続・維持することを優先する形になっていました。
「visumo social」であれば、インスタの投稿と商品情報をひも付けることができます。商品詳細ページに、その商品に関連するインスタ投稿を載せることができるようになりました。
商品詳細ページが潤うことが大事だと考えています。商品詳細ページまで来て下さる方は、購買意欲が高いお客さまです。そのお客さまにインスタのコンテンツを紹介できる効果は大きいと考えています。
さらに、「visumo social」では、ECサイト上でインスタ投稿がどのぐらい閲覧されたか、コンテンツを見た人がどのくらいECサイトで商品を購入したか、などを可視化することもできます。
▲第三事業部 販売促進部 販売促進課長 神島涼子氏――「visumo social」導入による具体的な効果は?西川:実際、「visumo social」のコンテンツを閲覧したお客さまは、閲覧していないお客さまと比べて、CVRが3倍くらい高いというデータが出ています。
神島:外国人モデルなどを起用したビジュアルも掲載がありますが、商品をより身近に感じていただけるように、インスタでは日本人のスタッフが着用した画像などを投稿しています。
これまでインスタのみで完結していたコンテンツが、商品詳細ページにも載ることで、活用の幅が広がり、コンテンツ制作の費用対効果も上がっていると感じます。
EC売上の10%が「visumo」経由に
――ECサイトでは、動画コンテンツの配信にも注力していますね。神島:商品のスペックやコンセプトを伝えるために動画を活用しています。ジュエリーは、ぱっと見で0.15カラットと0.2カラットのダイヤを見分けるのは難しいですが、動画で2つを比較するととても分かりやすくなります。
また、チェーンの長さを調整できるネックレスであれば、動画で実際に長さを変えて着用したイメージを紹介すると、見え方がどう変わるかを簡単に伝えることができます。
シーズンごとのコンセプトを表現するために、さまざまなコーディネートの動画を作ることもあります。
西川:動画をECサイトに掲載するために、動画連携ツール「visumo video(ビジュモ ビデオ)」を導入し、ECサイト上に動画を配信できる環境を整備しました。「visumo video」で配信した動画を閲覧したお客さまは、閲覧していないお客さまと比べてCVRが7倍くらい高くなりました。
神島:動画連携ツールを探している中で、使いやすさ、導入のしやすさで「visumo video」を選びました。「visumo social」を先行して導入しており、使い慣れていたことも大きかったと思います。
西川:「visumo social」や「visumo video」を導入したことで、EC売上高の約10%が、「visumo」で投稿したコンテンツを閲覧したお客さまの売り上げになっています。
――社内でコンテンツを強化するために取り組んでいることは?西川:EC担当が勉強会を開催し、ブランドの担当者に「visumo」の使い方やコンテンツの作成方法などを伝えています。
「visumo」ではコンテンツの効果を可視化できるため、担当者と実績を見ながら、より取り組みを強化することができています。
コンテンツを制作したスタッフも自分たちの業務が成果につながっていることが可視化されるため、モチベーションの向上につながっていると思います。
神島:販売促進部ではコンテンツの質を高めるために、トンマナを考え、どういう画像だと良い、これはNGなどのマニュアルを作成して、共有しています。
西川:動画については、顧客層が比較的若い「Canal 4℃」から活用が進みました。「Canal 4℃」はメンバーも若く、メインの「4℃」よりも少し自由にコンテンツ制作に挑戦できる環境もありました。
動画を配信したことで、思った以上に実績につながりました。「Canal 4℃」で試した取り組みを、マニュアル化し、「4℃」などに展開していきました。
▲第三事業部 EC営業部 EC営業課長 西川逸人氏