2023.11.07

W2、パーソナライズECカートを提供 「COLORIS」と開発、マイページでの診断やコンテンツ最適化にも対応

山田大樹CEOと「W2 Repeat Select」のロゴ

ECプラットフォームを展開するW2は11月7日、パーソナライズ診断特化型ECプラットフォーム「W2 Repeat Select(ダブルツー・リピート・セレクト)」の提供を開始した。マイページでの継続的なカウンセリングや、商品だけではなくコンテンツのパーソナライズにも対応する。山田大樹CEOは「他社にはない本格的な機能を用意した。パーソナライズの世界観を変えていきたい」と意気込みを語る。

「W2 Repeat Select」は、パーソナライズを基軸としたD2Cプロダクトを展開するEC事業者向けのECプラットフォーム。パーソナライズヘアカラーブランド「COLORIS(カラリス)」と共同開発した。

リピート通販向けの「W2 Repeat」と同様に、1000以上の機能を搭載し、サブスクリプションコマースに必要な機能が充実している。その上、診断コンテンツによるオンラインカウンセリングを搭載している。



導入企業は自社の製品に合わせた診断コンテンツを作成し、ECサイトへ設置できる。顧客の回答に応じてシナリオを分岐させ、最適な商品選びをサポートする。質問数や回答数は、無制限に設定できる。


▲診断コンテンツのシナリオ分岐のイメージ

回答結果に基づいた商品提案はもちろん、複数の選択肢の設置することで購入率を向上できる。関連商品や類似商品なども合わせて薦めることも可能だ。



「購入後もマイページから何度もカウンセリングを受けることができ、商品を使用しながら自分に合った商品に変えることができる。共同開発した『COLORIS』さまは、8月に先行導入し、F2転換が向上したと聞いている」(山田CEO)と話す。



診断コンテンツの結果をデータとして蓄積し、顧客の好みやライフスタイルも把握した上で効果的なマーケティングを実施することも可能だ。

「診断結果をメールなどのCRMに活用できるだけでなく、ECサイト上でコンテンツをパーソナライズして提供することもできる。ステップメールのようにステップページみたいな形で表示が可能だ」(同)と話す。

診断コンテンツの質問・回答の追加・編集は、管理画面からノーコードで手軽に行うことができる。

「『COLORIS』さまは以前、システム会社とやり取りしながらページを編集していたという。今回、ノーコードで編集できるようになったことでPDCAが早く回せるようになったという声をいただいている」(同)と話す。

パーソナライズECはD2Cのスタートアップからサービスが始まり、最近では大手企業によるサービス提供が増えている。W2は「COLORIS」との出会いからニーズを理解し、サービスのトレンドに対応する形で充実したパーソナライズECに対応したプラットフォームの開発に至ったという。





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