2023.09.27

アサヒビール、家庭用生ビールサービス「THE DRAFTERS」が2年累計売上30億円 「W2 Repeat」がD2Cを支援

アサヒビールが運営する家庭用生ビールサービス「THE DRAFTERS(ドラフターズ)」は、2021年5月のサービス開始から2年間で累計売上高が30億円に達していることが分かった。LINEの友だち数は200万人超になっている。W2が公式サイトおいて、アサヒビールへのD2Cリピート通販向けECプラットフォーム「W2 Repeat」導入事例を紹介している。

アサヒビールの提供する「THE DRAFTERS」は、生ビールサーバーの定期配送サービス。メーカーとファンが直接繋がることで、より顧客理解を深め、生ビールの新たな価値を顧客と一緒に生み出す事を目的としており、単なるサブスク・D2Cサービスではなく、オフラインの会員イベントや会員からのアイディアをSNSで募り商品化するなど、ファンとの共創を見据えて生まれた独自のビジネスモデルとなっている。

アサヒビールは、サブスク・D2C事業への新規参入にあたって、D2C・リピート通販向けECプラットフォーム「W2 Repeat」を採用した。2021年5月の「THE DRAFTERS」サービス開始から2年で、累計売上高は30億円、LINE友だち数は200万人を達成している。入会した会員数は累計約3万人まで拡大しているという。



集客やCRMなどのマーケティング施策はLINEに集約しており、「W2 Repeat」を導入して作られたECサイトは、そのハブとなる役割を担っている。会員とともに「“本当にうまい生ビール”を、いつでもどこでも楽しめる世界を創る」という世界観を表現したサイトデザインも特徴だ。

「W2 Repeat」の導入により実現できたこととして、プロジェクト伴走型のサポート体制による新規事業の立ち上げの成功、サブスク・B2C事業への参入の実現、 集客・CRM施策をLINEに集約した大胆なマーケティング戦略を実現を挙げた。


▲D2Cリピート通販向けECプラットフォーム「W2 Repeat」の特徴

アサヒビールがECカートシステムの選定にあたりもっとも重視したのは、プロジェクトへのサポート体制だったという。新規事業を立ち上げるにあたり、限られた期間内でサービスを形にしていく必要があることから、パートナー選びにおいては、サブスク・D2C事業を成功に導くノウハウがあることはもちろん、ロスなくスムーズなコミュニケーションが取れることを重視した。


▲W2のプロジェクトサポート体制

W2は、自社開発100%、営業から導入、カスタマーサクセスの工程を全て内製している。自社製品を深く理解したプロジェクトリーダーが中心となり、プロジェクトを進行するため、代理店や外部コンサルタントを挟まず、クイックレスポンスで正確・スピーディーな対応が可能となっている。

さらにアサヒビールのケースでは、ECカートシステム選定の必須条件に定期通販に必要な機能が揃っていることがあった。W2のECプラットフォームは1000以上の機能を持ち、「W2 Repeat」は定期通販で必要な機能のほとんどが標準機能として搭載されている。そのため「THE DRAFTERS」においても、大規模開発を行わずにシステムを完成することができた。

W2のECプラットフォームはLINEとの相性が良く、導入するEC事業者から高い評価を得ている。「THE DRAFTERS」は、販売戦略の策定段階から「マーケティングアプローチをLINEに集約する」という独自の考え方が存在した。LINEを活用することで既存会員の満足度を上げることはもちろん、既存会員の行動・購買データを分析して新規集客の広告ターゲティングの精度を高めるという狙いがあり、ECカートシステムの選定にあたってはLINEとのスムーズな連携が重要事項だった。


▲ファンを広げるCRMを担う「ターゲットリスト機能」概要

「W2 Repeat」の導入により「THE DRAFTERS」は、見込み顧客の集客から会員化の促進、本会員へのCRM(顧客関係管理)の施策をLINE上で一貫性を持っておこなうことで、会員の効率的な集客と低水準の解約率につなげる施策を実現した。具体的には、ECサイトの会員情報とLINEユーザーIDを連携し、「W2 Repeat」に標準搭載されているターゲットリスト機能」と「クーポン機能」を活用することで、LINE上でクーポンを配布するなどの施策を実施しているという。







RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事