2023.11.04

奄美イノベーション、奄美の名産をCBDに配合 地域の特色反映だけでなく相乗効果にも期待

伝泊のリゾート風のホテル

奄美群島のまちづくりに取り組む奄美イノベーションは2023年7月、CBD製品を販売するECサイト「AMATSUMIZU(アマツミズ)」をオープンした。CBD製品には、奄美大島などで自生する植物「月桃(げっとう)」のエキスを配合。地元の障害者就労施設で原料を加工するなど、地域の活性化につなげているようだ。

同社の山下保博社長は、奄美出身の建築家。「奄美に還元したい」という思いから、奄美群島のまちづくりを始めたという。

空き家を改修した宿泊施設「伝泊(でんぱく)」や、地域交流の場「まーぐん広場」を設計・運営しており、観光客と地域住民の交流を図っている、雇用の創出にも取り組んでいるという。

「伝泊では、古民家を改修した施設から、リゾート風のホテルまでを用意している。当社の主力事業となっている」(広報 山下まかは氏)と話す。

CBD製品の販売は、2022年1月に開始。「最初にCBDオイルを、2023年3月にはクリームとミストを発売した。発売当初は、奄美で販売していたが、より多くの人に購入してもらえるよう、新しくECサイトを開設した」(同)と話す。


▲販売しているCBD製品

「最近は、CBDと何かを組み合わせて、相乗効果を期待する研究が増えている。CBDに、奄美原産の月桃を組み合わせているため、地域の特色を反映するだけでなく、効果も期待できる商品になっている」(同)と言う。

「月桃以外にも、奄美原産の植物や、奄美の名産品はたくさんある。今後は、月桃を配合したシリーズだけでなく、新たなシリーズの展開も考えている。自社ECに加え、店頭販売も行っていけたらと思う」(同)と話している。







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