2023.10.29

日本相撲協会、海外見据えECを刷新 毎場所の優勝力士記念グッズも

(公財)日本相撲協会は2023年1月、大相撲のファングッズを取り扱うECサイトをリニューアルした。グローバル展開を見据えたサイト作りにして、商品ラインアップも拡充した。

このリニューアルでは、海外マーケティングや総合的なECの支援を手掛けるDMTと協業した。「SuMALL」のオムニチャネルの展開を見据えたECサイトの構築や、SNSとの連動を進めている。

商品ラインアップの拡充では、両国国技館などでしか販売していなかった公式グッズに加え、サイトでしか入手できない限定商品も販売している。人気商品となっている国技館カレーや応援グッズの力士タオルの定番商品のほか、大相撲の毎場所のタイミングで受注生産した新商品も展開する。

また、同協会の初の試みとして、開催場所ごとの優勝力士記念小判を用意し、EC限定で展開している。2023年初場所からの取り組みで、その時々にしかないラインアップにした。直近では、9月場所で優勝した大関・貴景勝の記念純金小判(税込24万円)を販売し、売り切れとなっている。


▲人気商品「国技館カレー」

このほか、コラボレーション商品にも注力している。2023年9月には人気アニメのキャラクターや、小さな工房を発掘して職人のこだわりが詰まった商品とのコラボ商品を展開した。
 
今後は、海外に向けたグローバルEC展開を見据えて準備を進めているという。

「オウンドECを皮切りに、Amazon Japanへ販売チャネルを拡大し、自社サイトのグローバルEC化、Amazon US、EUなどへのグローバル展開を見据えている。国内各地はもちろん、全世界の人々の日常に大相撲が根付いていくことを期待している」(宮田哲次主事)とした。






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