2023.10.23

MISOVATION、代表自ら購入者にお礼の電話 距離の近い接客でファン化促進

斉藤悠斗代表

みそ汁のD2Cブランド「MISOVATION(ミソベーション)」を展開するMISOVATIONは、大手企業があまり取り組まない方法で、ブランドのファン化を推し進めている。斉藤悠斗代表自らが定期的に購入者へお礼の電話をかけている。距離の近い接客を心がけているという。

「MISOVATION」は一食に日本人が取るべき31種類の栄養素を詰め込んだ完全栄養食のみそ汁を届けるサブスクリプション(サブスク)サービス。19.7グラムのタンパク質、25種類のビタミンやミネラルなどを含んでいる。

斉藤代表の学生時代の経験が、「MISOVATION」を立ち上げるきっかけになったという。

「学生時代に自宅で認知症を患った祖父を介護していた。認知症の症状が進み、祖父は段々と私の名前も忘れていってしまった。そのとき、私の好きな食の分野であらゆる病気を予防できるサービスを形にしたいと思った」(斉藤代表)と話す。

同社の顧客は、長くサービスを利用している人が多い。2021年2月に応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で支援してくれた人が、現在でも継続して「MISOVATION」を利用してくれているケースも多いという。

長く利用している顧客が多い背景には、斉藤代表自らが購入者に電話で感謝を伝えるとともに、顧客の実態や商品の改善点などを把握し、商品改良に生かしている取り組みがあるという。


▲「MISOBOX」

「特定の日に数時間かけて、私が購入者にお礼の電話をかけている。そのとき、ただお礼を伝えるだけではなく、なぜ買ってくれたのか、広告が流入先だったらどの文言に惹かれたのか、みそ汁は普段から飲むのかなどを聞いている。そのときの反応を見て、より訴求の高い広告内容や商品内容に刷新している」(同)と説明する。

今年9月には、一人一人の食生活を分析し、最適なみそ汁を届けるパーソナライズみそ汁「MISOBOX(ミソボックス)」を「Makuake」で販売した。「出身地」「実家のみそ汁の味」「濃い味が好きか薄い味が好きか」「普段の食生活」「身体の悩み」などから、栄養士が商品を厳選するという。

今後も引き続き、顧客の声に向き合っていく。サービスを改善し、さらなる顧客獲得に努めていく計画だ。





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