2023.10.15

玉有、陶磁器をEC展開 窯元と現代のライフスタイルに合ったオリジナル商品を開発

陶磁器の企画開発や販売を行う玉有は、現代のライフスタイルに寄り添った陶磁器をECサイトで展開している。陶磁器は契約する地元の窯元とオリジナル商品を企画開発している。

同社は、地元の佐賀県有田町を中心に、約40軒の窯元と契約してオリジナル商品を企画開発している。一般ユーザーに向けた器を取り扱うほか、飲食店などプロ向けの提案も行う。陶磁器の技術を生かしたプロダクトの製造も行っている。

商品のバリエーションは豊富で、有田焼はもちろん、伊万里焼、長崎の波佐見焼や三川内焼の器も取りそろえている。

伝統の技術を生かしながら、ユーザーのライフスタイルに沿った商品を販売している。例えば、自社のオリジナルレーベルである「Folk Design」では、「地域の意匠」に焦点を当てた商品をラインアップする。

「地域には、その土地に根差した素晴らしい意匠があり、近年、見直されてきた。そうした地域の意匠に学び、こんな変化があってもいいな、という商品を提案している」(同社)のだと言う。

「Folk Design」では、マグカップ(3300円)やお椀といった定番品だけでなく、コーヒーカップソーサー(3300円)、アロママグ(2200円)といった、老舗銘柄の陶磁器では珍しい食器も展開している。


▲「Folk Design」のアロママグ(2200円)

各商品ページでは、その商品の製造で使われている技法についても紹介している。一つ一つが手作りであり、天然素材を使用しているため、「色合いの違いなどの個体差がある」(同)ことも合わせて記載している。

今後も、地元の窯元と協力しながら陶磁器の企画開発を進めていく。「地域に根付く技術を生かしながら、現代の生活に寄りそう器づくりを目指す。陶磁器の可能性をひろげるため、日々頑張っていく」(同)としている。





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