ジェンダーレスコスメブランドを展開するコティスエルトは、SNSで毎日のように情報を発信し、徐々にファンを獲得している。ブランドのSNSだけでなく、代表自身のアカウントでも発信することで親しみやすさを出している。
コスメブランド「iLLO(アイロ)」では、リキッドファンデーション、アイブロウ、リップスティックの販売を開始した。コロナ禍にECを中心に販売を開始したが、当初は売れ行きが悪かったという。
2022年には、ネイルカラーの販売を開始した。矢野代表が欲しいと思う色をそろえたという。インスタグラムとX(旧ツイッター)で毎日発信し、魅力を伝えた。ネイルカラーの発売をきっかけに、ブランド全体の売れ行きが好調になった。
▲ネイルカラー「自身のXのアカウントでも情報発信している。ブランドのアカウントと一緒に個人のアカウントでも発信することで、信頼性を獲得できていると思う」(矢野代表)と話す。
商品名やコンセプト、色味が珍しいこともあり、SNSで話題の商品となった。
「定期的にポップアップストアでも商品を販売している。ネイルなどは色を実際に見て購入してくれる人がいるため、オフラインでのイベントは認知拡大につながる。SNSを見てイベントに来てくれる人や、立ち寄った人がフォローしてくれることもある」(同)と言う。
SNSでは、商品の紹介や、イベントの告知などを行なっている。ただ、商品を紹介するだけでなく、アレンジ方法なども投稿している。例えばネイルカラーを一色で塗るだけでなく、二色を用いて簡単にできるアレンジなども紹介し、商品訴求につなげている。
▲リキッドファンデーションSNSで商品の写真を投稿するだけではなく、動画を載せることで、実際の光沢感やラメの入り方などを伝えている。DMで相談を受け付けており、連絡をくれたユーザーには丁寧に対応している。
ユーザー同士のコミュニティーもできており、人気商品の再販売の情報などは、ファンが拡散してくれることもあるという。
インスタグラムでライブ配信などを行い、ファンとのコミュニケーションを図りながらさらなる認知拡大に努めるとしている。