2023.10.21

ひまわり食品、冷凍すしで新潟米を全国へ 冷凍食品のOEMも開始

人気の「海鮮手まり寿司15貫」

常温・チルド総菜製造の、ひまわり食品は23年2月から、冷凍すしを販売するECサイト「冷凍おすしLife」を運営している。

同社はこれまでスーパーマーケット向けに弁当や総菜、すしを製造してきた。新潟のコメを全国にもっと届けたいという思いから冷凍食品に着目してECを開始した。営業部の箕輪俊泰次長は、「BtoC向けの事業を行うことで、消費者からの評価をBtoB事業につなげたい」としている。

使用しているコメは、「コシヒカリ」「こしいぶき」をブレンドしている。すし酢と相性が良い割合で配合しているという。

人気商品は「海鮮手まり寿司15貫」。ネタの鮮度が良く、見た目も好評で、2023年6月には「おとりよせネット」でも高い評価を得ている。

そのほか、新潟で一般的な「くるみ入り太巻き」も販売している。「くるみ味噌」で甘めの味付けにしており、年配者から好まれているようだ。

ECサイト開設と同時に、冷凍食品のOEMも手掛け、関東圏の企業からの問い合わせが増えている。

凍結機はテクニカンの液体凍結技術「凍眠(とうみん)」を使用している。生ものやコメに適しているが、製造キャパシティーは限られ、「1日に多くて300~400パックが限界。期間をもらえれば、これ以上の量も対応できる」(同)。

最小ロットは50パック、配送ロットは5ケースからOEMを受け付けている。混ぜごはん、せいろ、おこわも扱っている。米飯がメインだが、野菜、肉、魚の加工室や、大釜、フライヤー、スチームコンベクション3台が工場にはあり、さまざまな調理を可能にしている。炊飯施設も充実しており、幅広く相談に応じていく。






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