2023.10.19

ジェトロ、欧州のEC市場は右肩上がりで成長 市場規模は11.0%増の7970億ユーロ

JETROはこのほど、「欧州のEC市場に関する調査」を発表した。欧州のÉコマース市場は右肩上がりで成長を続けているという。同調査によると、2022年の欧州EC市場の推計規模は、前年比11.0%増の7970億ユーロ(1ユーロ=約157円換算で約12兆5772億円)。
 
ジェトロでは、2023年7月20日時点の情報に基づき、欧州全体の「総論編」や、欧州主要13カ国の「各国編」の、レポートを制作したという。
 
同レポートの「総論編」では、欧州のEC市場における、概要や法規制、ECを行うための基礎知識、主要マーケットプレイスなどについてまとめている。「各国編」では、13カ国の国ごとに、基礎統計や主要EC企業、決済方法、配送、法規制などの特徴をまとめている。
 
「総論編」によると、2022年の欧州の人口に占めるインターネット利用者率は91%。西欧と北欧はインターネット利用率とオンライン購入者(EC利用)の割合が高いそうだ。


▲欧州のEC 市場に関する調査(総論編)より抜粋
 
一方で、東欧はインターネット利用率が低く、インターネット利用者に占めるEC利用の割合も5割を切っているという。
 
欧州における越境ECの販売額は、2019年から2022年までの4年間、右肩上がりで増加している。
 
国別にみると、国内市場の小さい国ほど越境ECの普及度が高いという。
 
欧州の主要マーケットプレイスは、「アマゾン」「eBay」など、米国資本の企業が多い。


▲欧州のEC 市場に関する調査(総論編)より抜粋
 
ポーランドの「アレグロ」など、欧州発のマーケットプレイスの特性も紹介している。




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