2023.10.18

キャッチボール、後払いサービス「届いてから払い」の公平病院導入事例を公開

後払い決済サービスを提供するキャッチボールはこのほど、医療法人慈公会 公平病院がキャッチボールの提供する後払いサービス「届いてから払い」を導入したと発表し、導入事例を公開した。会計待ちを大幅カットでき、患者の利便性向上と職員の業務改善を実現した。

キャッチボールの提供する「届いてから払い」は、自宅に届くハガキ(請求書)で支払いができる、新しい「後払い決済サービス」。利用者は、受診後会計を待たずに帰宅でき、後から支払いが可能。コンビニ現金払い、銀行振込、郵便振替に加え、クレジットカード、スマホ決済、キャリア決済も利用可能なマルチ決済サービスのため、利用者の都合に合わせた方法で、場所や時間を選ばずに支払うことができる。



一方、導入した病院は、患者経験価値の向上、煩雑な請求業務からの解放、不慣れな督促業務のストレスからの解放、未収金リスクの解消といったメリットがある。このほど、「届いてから払い」のWebサイトにおいて、医療法人慈公会 公平病院の「届いてから払い」導入事例を公開した。

公平病院は、発熱外来受診者(コロナ診療)受け入れ数が全国でもトップクラスなほか、24時間救急外来や、昼休みがないノンストップ外来など、非常に多くの患者を受け入れている。コロナ感染が拡大していた当時は、想定以上の受診者数に事務業務・請求業務が追い付かない日々が続き、患者の待ち時間の長さも課題となっていたという。

公平病院は、帰宅後に決済可能な独自の会計システムを導入したが、請求、回収、督促の各業務フローが整備できておらず、未収金が増加。これらの会計業務課題を解決するには、専門業者に任せるしかないとの判断から、キャッチボールの後払いサービス「届いてから払い」の導入に至った。

遠方から運ばれてくることがある救急外来者や、職員数が限られる夜間外来者の受診料回収に苦労していたが、発熱外来、24時間救急外来の会計から「届いてから払い」の導入を開始したところ、すべて解決した。診察が終了後すぐ帰宅できるため、患者の評判も上々だという。今では会計業務を担当者1人で対応可能になるなど、職員の業務改善にもつながり、生産性が30%向上した。

患者経験価値(ペイシェント・エクスペリエンス)を向上させるといった切り口でも「後払い」は良い影響を与えてくれるとし、患者の利便性が高いことから、2023年10月からは一般外来での導入も開始している。




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