関家具は10月17日、オーダーに特化した自社ECサイト「SEKIKAGU ORDER（セキカグオーダー）」を開設した。自社ECサイトは4店舗目の開設となり、オーダーに特化したサイトは直営店初の試みとなる。「パターンオーダー」「サイズオーダー」「フルオーダー」の3つ形に対応し、テーブルやデスク、ソファなどさまざまな商品を販売する。
関家具は、家具の生産地、福岡県大川市にある家具の総合商社。全国の家具店やインテリアショップ、通販会社などへの一般家庭向け家具の卸販売などを手がけ、オリジナルブランドも多数展開している。このほど、オーダーアイテムに特化した自社ECサイト「SEKIKAGU ORDER」を開設した。
家具の職人が集まる街、大川に拠点を構える関家具だからこそできる、新しいオーダーサービスとして、「パターンオーダー」「サイズオーダー」「フルオーダー」の3つの形から選べるオーダースタイルを採用。
あらかじめ色や形が決まっている「パターンオーダー」では、豊富に用意された色や形から、インテリアに合わせて好みのパターンを組み合わせて注文できる。希望サイズでオーダーできる「サイズオーダー」は、既製品とは異なり、家具を置きたい空間にぴったりのサイズ・色・デザインを2万8800通りの中から組み合わせてオーダーできる。2024年以降のサービス開始が予定されている「フルオーダー」は、インテリアに精通した専門スタッフが顧客の要望をヒアリング、理想の家具を一緒に制作するオーダースタイルとなる。
▲天板色を選択できる選べるオーダースタイルにより、今の暮らしにちょうどいい、購入者好みのインテリアを“家具を作る楽しさ”をともに届けるとし、1cm単位でオーダーでき、2万8800通りから選べるサイズオーダーテーブル「Catarina（カタリナ）」（ECストア限定アイテム）などがラインアップする。
▲2万8800通りから選べるテーブル「Catarina」「SEKIKAGU ORDER」のロゴは、社名の「関」の漢字を単体でプロダクトやパッケージに入った際に印象に残るよう図案化。オリジナルの関家具ロゴとの親和性を持たせるため、共通のディテールを持つタイプフェイスと組み合わせて、アイデンティティに仕上げた。
「SEKIKAGU ORDER」の家具やオンラインオーダーサービスについて、建築家・設計者・デザイナーの視点から、カグやケンチクやクラシをテーマに深い視点で考察していくコラム「SEKI MAG」も定期配信する。第1弾の記事では、大分の建築家 伊藤憲吾氏が、サイズオーダー可能なテーブル「Catarina」について、建築設計という仕事の目線から紹介する。
パソコンやスマートフォンから簡単に物が買える現代では、家具も当たり前のように、オンラインショップで購入できる。簡単に買える今だからこそ、永く付き合う家具は、より自分好みで、部屋にピッタリのインテリアを提案したいという思いから、「SEKIKAGU ORDER」の誕生に至ったとしている。
