ほぼ日、売上15％増の68億円に 欧米などで手帳の販売好調

ほぼ日の2023年8月期における売上高は前期比15.4％増の68億1800万円だった。主力商品「ほぼ日手帳」の販売が好調で、期初の業績予想を約5億円上回った。
　
ほぼ日手帳は北中米や欧州でも販売が好調で、「ほぼ日手帳」の海外売上高は同33.1％増の19億7200万円だった。手帳の海外売上比率は前期よりも1.7ポイント上昇して47.7％となった。


▲決算発表説明資料より　海外売上高の構成比率
　
欧米で「ほぼ日手帳」への関心が高まったことを受け、コンテンツを英語対応にしたほか、英語版のラインアップを拡充したことで需要を捉えた。
　
売上原価率は、「ほぼ日手帳」の売上構成比の上昇により、同1.3ポイント減の43.1％に改善。販管費は物流の見直しなどコスト削減に努めたものの、海外での販売にかかるコストが上昇した。
　
これにより、当期純利益は同100.2％増の41億1000万円と倍増した。
　
次期の売上高は過去最高の74億円（当期比8.5％増）を見込む。
　
国内において、コラボレーションの実施や自社EC以外の外部ECの強化でユーザー層を拡大する。海外では8月に導入したDtoCの越境EC向けサービスを強化していく。