2023.09.05

Ami、自身のブランド「Vintry」の運営休止を発表 背景に運営会社の買収

LDH JAPANに所属する歌手のAmiは8月30日、インスタグラムを更新し、自身が運営しているブランド「Vintry」の運営休止を発表した。運営会社であるシグナルがアクセンチュアに買収されることが背景にあるという。

Amiはインスタグラムで、「販売元会社の企業買収により、一時販売をストップせざるを得なくなってしました。それに伴い、ブランド自体も一旦休止させていただき、また最善の形でリスタートさせたいと思っております。オンラインショップにつきましては2023年8月31日でクローズとさせていただきます。ご了承いただけますと幸いです」と説明した。
 
「Vintry」は今年2月にブランドを立ち上げ、第1弾商品として、「マルチパルファムオイル」をECサイトで販売していた。
 

▲「Vintry」の第1弾商品「マルチパルファムオイル」

ブランドを立ち上げた背景には、コロナ禍が大きく関係していた。コロナ禍で過ごした時間、結婚、出産など数年の間で大きな変化を経験した中で、自分自身や家族、暮らしそのものとしっかり向き合って、大切にしていきたいという価値観が大きくなったという。今の自分が好きなものや、良いと思えるもの、大切にしていることを等身大で表現したいという思うようになり、ブランドを立ち上げることにしたとしている。

商品のデザインは夫で建築家兼デザイナーの半田悠人氏が担当している。容器は、ふたと本体部分のレザーのケースで素材そのものを長く楽しむヴィンテージのスタイルを表現した。使用していくうちにオイルがレザーに染みて変化する。自分だけのオンリーワンのヘアオイルとして長く愛してもらえるようにという想いが詰まっている。 

「Vintryが目指すのは容器を毎回捨ててしまうのではなく、リフィルで補充して長く使うということだった。この製品が継続して使われたとき、それは同時に、自分に対するケアを継続できたということにもなる。そこで、その時間が蓄積されるようなデザインにできたら良いと考え、あえてオイルが染み込みうるレザーのスリーブを提案した。自分を整える毎日でレザーをvintageに仕上げていくわけだ。日々変化していくレザーの模様を楽しんで頂けたらと思う」(半田氏)と説明する。


▲容器にもこだわっている

7月には、販路を拡大し、ロフトでの取り扱いも開始した。7月下旬より、渋谷ロフト、銀座ロフト、池袋ロフト、吉祥寺ロフト、横浜ロフト、千葉ロフト、梅田ロフト、京都ロフト、仙台ロフト、栄ロフトへの卸販売が決定していた。

その1カ月後に、ブランドの活動休止を発表した。だが、Amiはブランドの継続を諦めていない。

インスタグラムで、「新商品の開発などを進めていた最中の突然の出来事だったので、私自身とても驚いたのと、立ち上げ僅か半年でこういう事になってしまい、悔しさと、楽しみにしてくださっていた方への申し訳ない気持ちでいっぱいですが、またパワーアップして、Vintryを再開できるように精一杯努めてまいりたいと思いますので、どうか、気を長くして待っていていただけたら嬉しいです」と胸中を明かしている。








 

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