2023.09.01

インターファクトリー、大規模EC向けコマースプラットフォーム「ebisu commerce」提供 データの統合・連携を実現

インターファクトリーは8月29日、大規模EC事業者向けの新サービスとしてコマースデータプラットフォーム「ebisu commerce(エビス コマース)」の提供を開始した。事業規模に合わせたプラットフォームの選択を可能にした。

クラウドコマースプラットフォームサービスを提供するインターファクトリーはこのほど、大規模EC事業者向けの新サービスとして、「ebisu commerce(エビス コマース)」の提供を開始した。

従来より提供しているクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」のコンセプトを基にしたハイエンドモデルとして、大規模EC事業者向けに機能とシステム強化を実現した新たなサービスとなり、大規模ECサイトの「コマース」と「データ活用」をサポートするコマースデータプラットフォームとして、商品やサービスをECで販売できるコマースプラットフォームとしての機能と、 ECに必要なデータを収集・分析するデータプラットフォームとしての機能を兼ね備える。

「ebisu commerce」の主な特徴の1つに、大量データと急激なトラフィック増加を支えるシステム性能がある。サーバ負荷に応じて、自動的にクラウドサーバの台数を増減させるオートスケール機能と、高アクセス時にシステム全体に負荷がかからないようデータベースを分散させるマイクロサービスアーキテクチャを用いて開発されているため、突発的な大量アクセス時でも運用担当者の作業負荷を発生させることなく、サーバ運営を持続させることができる。

注文情報や商品情報、会員情報に関わるログや行動履歴データなど、あらゆるデータが「ebisu commerce」のデータベースに統合・連携されるため、運用担当者はシステム管理画面から可視化されたデータを基に分析することも可能。事業の拡大に向けたマーケティングや広告施策、業務改善といった次の手となる施策にも活用できる。



最新で高水準のセキュリティ環境も備える。ECサイト運営において情報漏えいなどのセキュリティ事故は、ECサイトだけでなく、企業にとって致命的なダメージとなり得るとし、サイバー攻撃を防ぐWAFシステムやPCI DSSに準拠した決済基盤、ISMS認証に準拠したシステム運用など、システムから運用まで、高いセキュリティ対策を講じている。

販売方法や運用に合わせて、EC事業者の要望に沿ったカスタマイズを実現し、現在利用している社内基幹システム・WMSなどの外部システムとも連携できる柔軟なカスタイズ機能。将来の変化に対応できる「ebisu commerce API」の搭載、専用サポートサイト、専任チームによるサポート体制などの特徴も備える。

「ebisu commerce」のリリースにより事業者は、従来より提供するスタートアップ・中小規模向けの「ebisu zero」、中・大規模向けの「ebisumart」の中から、自社の事業規模に合わせたプラットフォームの選択が可能となった。



インターファクトリーは、企業理念をもとに、EC事業者にとって真に役立つプラットフォームを目指し、今後もより一層のサービスの拡充、企業価値の向上に努めていくとしている。




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