2023.06.26

【2つの新事業の展望は?】インターファクトリー 取締役 三石祐輔氏「今期中にデータ統合プラットフォーム提供」

インターファクトリー 取締役 ECビジネス成長支援事業責任者 三石祐輔氏


クラウドコマースプラットフォーム「ebisumart(エビスマート)」を提供するインターファクトリーは昨年12月、2つの新事業を開始すると発表した。1つ目のECビジネス成長支援事業は、コンサルサービス「ebisu growth(エビス グロース)」として、ECモールの運営支援サービスから先行して提供を開始している。2つ目のデータ統合プラットフォーム事業では、今期(2024年5月期)中にコマースに関するあらゆるデータを統合できるプラットフォームを提供する予定だ。新事業の詳細や狙い、カスタマイズ前提のECサイト構築SaaSとしてトップシェアを誇る「ebisumart(エビスマート)」の機能やサービスの強化などについて、取締役 ECビジネス成長支援事業責任者の三石祐輔氏に聞いた。



今秋にコンサル本格化


――ECビジネス成長支援事業の状況は。

ECビジネス成長支援事業としては今年1月、ECモールの運営支援を先行して提供するために、マクロジ社と業務提携し、EC事業者向けのコンサルサービス「ebisu growth」をリリースしている。前期(2023年5月期)からセミナーを開催し、プレ営業を展開している。セミナーには多くの事業者さまに参加いただき、すでにご契約もいただいており、ニーズを感じている。

ECビジネス成長支援事業としての骨子が固まってきたので、今年の秋ごろには本格的なサービスとしてリリースする予定だ。その時には、ECモールに加えて、「ebisumart」や、それ以外のプラットフォームで構築した自社ECサイトを包括的に戦略や構築、運用、保守・サポートを支援できる体制を整える。マクロジ社以外のパートナーも参画する見通しだ。


コマースのデータ統合


――データ統合プラットフォーム事業では何をするのか?

データ統合プラットフォーム事業では、コマースに関する全てのデータを統合する仕組みを作る。今期中に新たなプラットフォームをリリースしたいと考えている。

――データを統合するプラットフォームでは、他社が提供するCDP(カスタマーデータプラットフォーム)もあるが、違いは?

「ebisumart」や他社のプラットフォームで構築した自社サイトやモールなどECのデータだけではなく、実店舗やPOSのデータ、さらにBtoBの受発注のデータも含めて、あらゆるコマースのデータを統合していき、マーケティングや在庫、卸販売などの最適化に活用できるようにする。そういった視点のプラットフォームは他にはないと思う。

新たなプラットフォームは、「ebisumart」の導入企業だけではなく、幅広く提供する予定だ。コマースに関連するデータは、あらゆる企業の事業を成長させるキーになる。

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