2023.08.09

タダフサ、体験イベントが充実の包丁EC 初心者に優しい解説も好評

包丁の製造販売を行うタダフサが運営するECサイトでは、ユーザーが工場で包丁づくりを体験できるイベントを提供している。今夏には、包丁づくり体験や研ぎ直し技術のレクチャーを開催し、包丁職人の技術を直接学ぶイベントを有料で行っている。

同社は、包丁の名産・燕三条で創業した老舗の包丁メーカーだ。こだわりの包丁を最大限に活用してもらうため、ECサイトでは、「庖丁の選び方」やメンテナンス方法などの情報発信に積極的に取り組んでいる。

工場で包丁職人から直接レクチャーを受けるイベントのチケットも販売する。ECサイトの一覧ページに、包丁と並んでイベントチケットをラインアップしている。

例えば「庖丁づくり職人体験」(税込7700円)では、刃渡り135ミリメートルの小三徳包丁の製作に挑戦できる。スプリングハンマーを使った鍛造作業からプレス、電気炉での焼入れと空冷作業、砥車での仕上げ研磨まで、各専門職人の個別指導を受けることができるという。

また「研ぎ直しマンツーマンレクチャー」(税込2200円)では、ユーザーが普段使用している包丁を持ち込み、職人の指導を受けてメンテナンスする。「実際に包丁を製造している職人と話しながら作業を進める。希望者には、作業前に製造現場を案内し、包丁作りを進める職人の手仕事を間近で見た後に、自身で体験できる」(EC担当者)と言う。


▲マンツーマンの包丁研ぎレクチャー

通常の研ぎ直しサービスも提供しており、包丁の種類やサイズに応じて、子出刃包丁は550円、三徳包丁は1100円から受け付けている。また、ユーザー自身でメンテナンスできるよう、砥石を販売し、「庖丁問診票」を同封している。

同社は「自分で研ぐことによって、包丁の特性が分かってくる。それでも一年に一回程度は、定期検査というつもりで弊社の研ぎ直しサービスを利用してほしい」(同)としている。




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