2023.08.01

不正注文検知サービス「O-PLUX」、最新IP Geolocation技術活用で検知精度を向上

安全なネット通販のインフラづくりに貢献するかっこは7月27日、不正注文検知サービス「O-PLUX」において、Geolocation Technologyが提供する独自のIP Geolocation技術の最新版IPv6を活用すると発表した。「O-PLUX」の検知精度のさらなる向上を図る。

かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービス。

このほど「O-PLUX」において、Geolocation Technologyが提供する独自のIP Geolocation技術の最新版IPv6を活用すると発表した。IP Geolocation技術は、全世界に存在する膨大なIPアドレスのデータベースと位置、企業情報などを100種類以上の組み合わせによる独自技術で構築されている。

私たちがインターネットに接続するためにはIPアドレスが必要であり、これまではIPv4(Internet Protocol Version4)の利用が主流だったが、IPv4のアドレス不足により昨今ではIPv6(Internet Protocol Version6)の利用が増えている。かっこのデータによると、ネット通販サイトでも、2020年1月と2023年1月を比較するとIPv6の利用が約10倍に増加している。

「O-PLUX」では不正検知において、デバイス情報として従来からIP Geolocation技術を活用していたが、新たにIPv6アドレスのIP Geolocation技術を使うことで、より的確に位置情報の把握が可能になり、不正検知精度の向上につながるとしている。

今回の取り組みにあたり、Geolocation Technology 取締役技術開発部長 杉﨑厚哉氏は、「当社は、IPv4だけではなくIPv6についても、IP Geolocation情報を付加することにより、IPv4と同等なサービスの提供を実現してきました。今回、IPv6の普及を背景に、両者のパートナーシップを深め、IPv6のIP Geolocation情報とかっこの先端的なセキュリティ技術を統合し、より安全安心なインターネット環境を実現できるよう邁進してまいります」とコメントした。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事