2023.07.03

ビービーエフとプレイシンクが業務提携 NFTを活用したWeb3ファッションコマースを共同開発

ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスのグループ会社であるビービーエフと、NFT技術を活用したサービスの社会実装を進めるプレイシンクはこのほど、業務提携し、NFTを活用したファッションコマースのWeb3化、およびブランドとファンのエンゲージメント構築が可能となるサービスを共同開発する。NFTの持つ革新的な可能性を最大限に活用し、ファッション業界における新たな価値創造を目指す。

ビービーエフは2005年の創業以来、ファッション業界におけるEC支援サービスの提供を行い、オムニチャネルから越境EC、日本のブランドの海外EC支援サービスを提供してきた。

一方、プレイシンクは、誰にでも簡単に使えるWeb3サービスを提供することで、Web3のマスアダプションを目指すスタートアップ。インターネットサービスのアカウントに簡単に附設することができるNFTウォレット「NFTCloak」の提供などを行っている。

このほど両社は業務提携し、NFTを活用したファッションコマースのWeb3化、およびブランドとファンのエンゲージメント構築が可能となるサービスを共同開発する。

ビービーエフは、今回の取組により、便利さだけでなく、エンターテインメント性のある販売方法やWeb3.0を活用したリアルとフィジカルの世界を行き来できるプラットフォームの実現を目指すとしており、これを実現するには、顧客情報の活用に加えて、より高度なNFT認証やブロックチェーンを活用したトレーサビリティなどが重要となる。

今回の業務提携によりプレイシンクは、「NFTCloak」を提供するとともに、これまで培ってきたコンテンツ向けのトークンゲート機能や、オンライン/オフラインでのNFTの配布と販売機能をファッションコマース向けにトータルパッケージし、NFTの特性を活かしながらも、これまでと変わらないユーザー体験でファッションコマースをWeb3化することを可能にする。

本取り組みでは主に、NFTを使用したトークンゲートコマースの導入、NFTを介したオンラインとオフラインのファッションコマースのマッチング、NFTを活用したブランド貢献度の可視化、保有するNFTに応じたブランドグッズ等のプレゼント提供に共同で取り組む。

NFTを使用したトークンゲートコマースの導入により、特定のNFTを保有する顧客だけがアクセス可能な限定商品やサービスを提供する。これにより顧客は、自分のNFTの所有権をより具体的に利用することが可能となり、ブランドにとって特別な存在であることを実感することができる。

NFTを介したデジタルと物理的なショッピング体験の統合は、新たなユーザーエンゲージメントを生み出すとし、オンラインとオフラインのファッションコマースのマッチングを通じて、顧客のショッピング体験を一層豊かなものにする。

NFTを活用したブランド貢献度の可視化では、顧客のブランドへの貢献を明確に認識し、それを報いる形でのリワード提供が可能となる。NFTの持つ透明性と追跡可能性を活用し、顧客1人ひとりの貢献を評価し、称賛する。

保有するNFTに応じたブランドグッズ等のプレゼント提供は、NFT所有者に対する感謝の意を具体的に示す一方で、ブランドと顧客との新たな絆を生み出すことができる。

ビービーエフとプレイシンクは、本取り組みを通じて、NFTの持つ革新的な可能性を最大限に活用し、ファッション業界における新たな価値創造に貢献する考えを示した。顧客に最高の体験を提供し、新たなファッションの世界を共に創り上げていくとしている。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事