2023.06.30

ベルーナ、谷櫻酒造を完全子会社化 業歴170年以上で受賞歴多数の酒造会社を傘下に

ベルーナは6月30日、清酒・その他醸造酒・副産物の製造販売事業を展開する、谷櫻酒造の全株式を取得し、子会社化した。自社ブランドでの日本酒開発、グルメ日本酒事業におけるブランド価値向上など、事業戦略の可能性拡大の観点から、企業価値を高めるに資すると判断したという。

谷櫻酒造は、創業した1848年から170年以上の歴史を持ち、八ヶ岳南麗の豊かな自然と清らかな湧水の恵みから酒造に適した風土に蔵を構える、地域に長く愛され山梨県でも有数の知名度を持つ酒蔵だ。

生酛造りによる風合い豊かな酒造りを行っており、英国ロンドンで創設された世界的に権威のあるアルコール品評会「IWSC」にて数々の受賞歴を有する銘柄を持っている。谷櫻酒造の2022年6月期の売上高は9200万円だった。

【谷櫻酒造の概要】


ベルーナの2023年3月期におけるグルメ事業の売上高は、前期比3.3%増の323億1000万円と拡大している。

グルメ事業の中でも酒類は同社の強みとなっている。ワインは14年連続で通販売上高がナンバーワンであり、日本酒も6年連続で通販売上がナンバーワンだと発表している。

グルメ事業は2028年3月期までに542億円まで拡大する計画を立てている。今回のM&Aでさらに商品力に磨きをかけ、グルメ事業全体の成長にもつなげたい考えのようだ。





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