2023.07.01

鎌倉まめや、珍しい季節商品がECサイトでも人気 新商品を毎月3~4種類発売

鎌倉まめや EC事業担当 米山未希氏

1954年に神奈川で落花生の加工卸として創業した鎌倉まめやは、豆菓子の専門店を展開している。毎月、季節の新商品を3~4種類発売する。季節感を重視した商品開発で差別化を図っている。本店を構える鎌倉にちなんだアジサイをモチーフにした商品は人気だという。

「鎌倉まめや」では、定番のフレーバーの豆菓子に加え、毎月、季節商品を発売している。月2回のペースで商品開発の会議を行い、他社にはない独自性のある商品開発に注力している。

鎌倉はアジサイが有名ということもあり、今年のアジサイのシーズンには初めて「あじさい豆」という菓子を発売した。赤と青をベースにした2種類を用意している。

それぞれ3種類のアジサイをイメージしたフレーバーを入れている。見た目も華やかで、人気商品となっている。

「 ECサイトでも季節の商品を待っていただいているお客さまがいると感じている。新しい商品を発売したタイミングで購入してくださる人もいる」(EC事業担当 米山未希氏)と話す。


▲鎌倉まめやの豆菓子

ECサイトは2003年に開設しているが、当初は思うように売り上げが伸びなかった。2022年2月にカートシステムを「カラーミーショップ」に移行した。

ECサイトのリニューアル後は、デザイン性の高さや使いやすさが好評で、徐々に購入者が増えたという。

インスタグラムやツイッター、フェイスブックなどの運用にも注力し、1日1本を目安にコンテンツを投稿している。毎日、投稿することで、新しいユーザーの目にも止まりやすくなるからだ。

「鎌倉の小町通り店は観光客が集まる。そこで当社を知っていただいたお客さまがその後、ECで購入し、リピーターになっていただくケースがある」(同)と言う。


▲ギフトのセット商品

ECサイトのリニューアル後は、新規顧客も増え、売り上げは順調に推移している。中元などのギフトとしての利用も多いため、その時期に合わせて送料を割引するキャンペーンを行っている。

今後はギフト需要が高まる時期限定のキャンペーンだけではなく、売り上げが落ち込む時期のキャンペーンも検討中だという。

「コロナ禍から回復しつつあるものの、実店舗も含む全体の売り上げは、まだ7割程度しか戻っていない。売り上げを戻すために試行錯誤している」(同)と言う。

認知を拡大するため、広告の出稿も検討している。カートシステムを変更し、使いやすくなった点と商品力で認知拡大を狙う。






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