2023.06.23

イーライフ、越境ECオールインワンパッケージ提供 ECサイト構築から運用、マーケまで包括支援

日本企業のグローバルにおけるマーケティング支援をてがけ、Shopify Plus認定パートナーでもあるイーライフは6月21日、効率的に海外市場で自社商品を販売したい日本企業向けに、越境ECオールインワンパッケージの提供を開始した。ECサイト構築・運用支援・マーケティングまでをトータルサポートする。メジャーな海外市場に加え、それ以外の成長市場にも対応した言語や物流、および税務・法務をはじめとするローカルなビジネス環境への対応をトータルで支援し、最短2カ月で越境ECを構築する。

イーライフは、様々な角度から企業とパートナーである消費者を繋ぐ対話型マーケティングを実現してきた。このほど、越境ECオールインワンパッケージの提供を開始した。

北米や欧州、中国やインドなどAPACの一部の国・地域、ブラジルといった日本の主な取引先はもちろん、ベトナム、ナイジェリア、ペルー、ルーマニアなど、まだ日本企業が進出しきれていない一方で、急速な都市化や産業発展が進むフロンティアマーケットでも、現地の税務、法務、物流、決済などの専門領域に精通した独自の協力会社ネットワークと連携することで、越境ECに必要なファンクションをワンストップで提供。最短2カ月で越境EC構築を可能にする。

カスタマイズを極力廃し、実用最小限の構成にすることで、従来かかるコストを圧倒的に抑え(自社比10分の1)、初期構築費用約360万円~、年間運用費約36万円~という価格帯を実現した。

さらにサービスの大きな特徴の1つとして、特定のコミュニティから信頼を得ている世界各地の生活者に、商品の魅力の発信に協力してもらうイーライフ独自のパートナー施策「Global Affiliate Program(GAP)」により、現地での初期認知獲得や売上げ構築施策、ローカルニーズの発見などのマーケティング活動を可能にする。「GAP」は、高額で“短期的な繋がり”の従来の「インフルエンサー」施策とは異なり、企業とパートナーが“中長期で関係を維持”できるため、大きな広告効果が期待できるとしている。

ECの運用フェーズで課題となる顧客対応については、メール、ライブチャット、Facebook、Instagramなどすべてのヘルプデスク機能を1つの画面に集約。AIチャットボットと組み合わせて、マルチ言語でサポートの効率化を実現する。

越境ECオールインワンパッケージは、世界175カ国以上で展開するコマースプラットフォーム「Shopify」による言語、通貨、決済、物流のビジネス基盤と、「Shopify Plusパートナー」としての知見や技術、そしてイーライフがこれまで独自に培ってきた日本企業の国内外におけるデジタルマーケティング支援のノウハウ、専門事業者のグローバルネットワークなどを統合した新たなサービスとなる。

これにより、海外市場への進出を狙っている日本企業は、担当者の運用負荷や対応可能言語といった労力を最小に抑えるだけでなく、最小限の機能構成により初期投資も最小に抑えたビジネス展開が可能となる。

イーライフでは、世界市場に点在する1つひとつの小さなニーズに、全世界同時にアプローチすることで、何倍にも何十倍にも市場規模を大きくするグローバルニッチ戦略を掲げ、国内ではアピールできているが、世界では“ニッチ”で売れないと思い込んでいる商品は「はたして本当にそうか?」との疑問を投げかけている。

「国・地域に合ったマーケティング」は、今や過去のものであり、「Instagram」や「TikTok」などのソーシャルメディア上では、国・地域の違いを超えて世界中の人が同時に、同じコンテンツを消費している。さらに「Shopify」などのコマースプラットフォームは、世界各国の言語、通貨、決済、物流のボーダレス化を実現しているとし、“全世界を一つの市場”と捉え、世界市場に点在する潜在顧客への同時アプローチを提案する。

さらに、売りたい商品領域にひも付いたコミュニティから信頼を得ている、世界各地の生活者をパートナーとして活躍させることで、企業が直接発信するよりも共感と興味を引き出すことこそが成功のカギとの考えを示した。“全世界を一つの市場”と捉え、日本企業が「最小の投資と労力」で海外進出を行い、対象商品のニッチ市場を特定し、消費者を獲得して売上を立てていくサポートを行うとしている。

越境ECオールインワンパッケージの企画背景について、イーライフ 執行役員 EC事業ジェネラルマネージャー/越境ECオールインワンパッケージサービス責任者の山本達也氏は、2021年10月の「Shopify Plusパートナー」認定を取得以降、グローバル・越境ECを検討している企業から「海外市場調査、費用シミュレーション、事業計画などの準備ばかりで、なかなかスタートが切れない」「越境ECは、国内での取引よりも敷居が高い」など、立ち上げにあたっての多くの悩みを聞く機会があったと話す。


▲イーライフ 執行役員 越境ECオールインワンパッケージサービス責任者 山本達也氏

「そこで、我々は『全世界を一つの市場と捉えるグローバルマーケティング』の発想で、労力・投資を抑えたECサイト構築・販売チャネル構築から運用・マーケティング・PDCAのすべてを伴走する、越境ECオールインワンパッケージの企画に至りました。海外進出にあたり必要なロジスティクス、ペイメント、リーガル対応、税務対応を各専門パートナーと共に強力に支援し、一気通貫型のグローバルD2C・越境ECの実現を提供します。また、カスタマイズを極力廃し、実用最小限の機能を搭載することで、360万円にまで圧縮した価格帯を実現しました。本サービスにより、企業様のブランドが日本国外で確実に売上をあげ、恒常的なリピート顧客を作り成功へと導きます」とコメントした。




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