2023.06.23

「ネクストエンジン」、ヤマト運輸「送り状発行システムB2クラウド」と自動連携 出荷作業の効率化を支援

Hameeの子会社であるNE(エヌイー)は6月21日、クラウド(SaaS)型EC Attractions「ネクストエンジン」において、ヤマト運輸が提供する「送り状発行システムB2クラウド」とAPI連携し、出荷作業をさらに自動化できる「送り状発行システムB2クラウド連携アプリ」をリリースした。

NEの提供する「ネクストエンジン」は、受注・発注・仕入・在庫~分析等、ネットショップに必要な機能を集約したクラウド(SaaS)型EC Attractions。このほど、ヤマト運輸が提供する「送り状発行システムB2クラウド」とAPI連携し、「送り状発行システムB2クラウド連携アプリ」をリリースした。

「送り状発行システムB2クラウド」は、ヤマト運輸と契約した法人や各種団体、個人事業主の顧客が対象のサービスで、宅急便の送り状や宛名ラベルを利用者が自身のプリンタから発行できる。

今回の連携によりリリースした「送り状発行システムB2クラウド連携アプリ」により「ネクストエンジン」のユーザーは、これまではCSVを使って手動で連携していたヤマト運輸のB2クラウドとの連携を自動で行うことができる。

面倒なCSVのダウンロードおよびアップロードが不要になり、簡単な操作でスムーズな送り状の発行が可能になるほか、納品書の出力の有無を選択できる、受注ステータスを自動更新し、配送番号も自動反映するという特徴も備える。

「送り状発行システムB2クラウド連携アプリ」は、初期費用無料で利用でき、毎月1000件までは無料で送り状を発行することができる。送り状発行枚数1001件からは、20円/1枚の利用料がかかる。

近年、成長を続けるEC市場において、物流プロセスの効率化がますます重要となっている。注文から配送までのスピードは顧客の満足度に直結するため、スムーズな出荷手配や配送の追跡管理は欠かせない。

これまで「ネクストエンジン」とヤマト運輸の「送り状発行システムB2クラウド」は、CSVファイルを利用したシステム連携を行ってきたが、EC事業者にとって送り状の発行はほぼ毎日発生する作業であり、特に季節商材やセール期間など需要が変動する場合には迅速かつ正確な対応が求められるなど、システムの最適化が重要となる。

こうした状況を受けNEは、EC事業者の毎日の手間をさらに削減し、効率的な物流プロセスの実現により販売チャンスを最大化するための協議をヤマト運輸と重ねた、この度のAPIによる自動連携機能の開発に至ったとしている。

「送り状発行システムB2クラウド連携アプリ」のリリースに伴い、ヤマト運輸の「送り状発行システムB2クラウド」ユーザーの企業がスムーズに「ネクストエンジン」を導入できるよう、設定代行費用が0円になるキャンペーンも開始した。

「ネクストエンジン」は、ユーザーフレンドリーなエコシステムを実現すべく、日々進化するSaaSシステムや新たに誕生するアプリケーションとのシームレスな連携を推進している。

NEが掲げる「コマースに熱狂を。」というパーパスの実現においては、コマースに関わるすべての人との相互作用の最大化が必要不可欠だとし、今回のような協業によるサービス開発も、EC業界を盛り上げていくひとつの機会になるとの考えを示した。

今後も「ネクストエンジン」は、EC業界の成長と共に進化し続け、パートナー企業との協力を通じてコマースの未来に貢献していくとしている。




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