2023.06.19

BtoB-ECサイト構築の「Bカート」、ECに特化したノーコードツールTēPsと連携 作業の自動化を支援

Dai(ダイ)は6月15日、BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス「Bカート」において、テープスが提供するECに特化したノーコードツール「TēPs(テープス)」とAPI連携し、「Bカートアプリストア」への掲載を開始した。「Bカート」の標準機能では自動化できない作業のシステム開発なしでの自動化を支援する。

Daiの提供する「Bカート」は、BtoBの受発注業務をクラウド化するカートサービス。本格的なBtoB-EC・Web受発注システムが月額9800円から、即日でスモールスタートできる。このほど、テープスが提供する「TēPs」とのAPI連携し、「Bカートアプリストア」への「TēPs」の掲載を開始した。



「TēPs」は、APIを介してECモール、受注管理システム、Googleスプレッドシート、チャットツールなど、日々の業務で利用するさまざまなサービスや機能を自由に組み合わせ、自社独自の業務を自動化するツールを作成できるツール。システム開発やプログラミングの知識は必要ないため、企業のEC担当者が自社独自の業務自動化ツールの作成が可能という特徴を備える。



「TēPs」アプリにある、受注情報の取得・更新機能を使うと、「Bカート」の受注情報の抽出と、任意の条件に該当する受注条件の更新ができる。受注情報を基にしたピッキングリストの自動作成や、特定商品の受注時に仕入先への発注・出荷依頼メールを自動送信するなど、様々なシーンで活用することが可能だ。

会員(購入者)情報の取得・更新機能もあり、「Bカート」に登録されている会員情報の抽出と、任意の条件に該当する会員情報の更新が可能なため、一定の購入金額を超えた会員のランクアップや、特定商流からの新規会員に対する価格グループの設定・変更などを自動で行うことができるようになる。

さらに今後は、在庫情報や商品情報に関連する機能を追加し、「TēPs」アプリで出来ることの幅をより広げていく予定としている。

BtoBーEC専用SaaSである「Bカート」は、カスタマイズ不要かつ安価に受発注をEC化できる。一方で、事業者の特殊な業務フローに合わせた個別のカスタマイズが出来ないというデメリットがあった。

今回の「TēPs」との連携により、これまで「Bカート」の標準機能では自動化が難しく、手作業での処理や、別途システムの開発が必要であった業務などを最短1日で自動化可能にし、課題の解決を支援する。




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