【＜特集＞メタバースコマース最前線】数百社がメタバースコマースサイト構築中！レア体験でブランド価値向上

【モール型】ANA NEO、メタバースで「旅を拡張」 モールで買い物体験も

デジタルとリアルをつなぐサービスの企画開発を行うANA NEOは現在、自社で構築するメタバース空間「ANA GranWhale」の正式リリースに向けて準備を進めている。３月に期間限定でベータ版を開設し、アライアンス企業とテスト運用を行った。


▲メタバースで「旅の拡張経験」を演出する

同社が準備を進めるサービスのコンセプトは「メタバースによる旅の拡張経験」。ANAグループのノウハウを生かし、バーチャル空間で新しい顧客体験の創出を目指す。現在はアライアンス企業を開拓しているほか、自治体との連携も進めている。

メタバース空間内には、「Skyモール」を設け、アバターとして歩きながら買い物をすることができる。ＥＣ機能があり、その場で商品が購入できるほか、ショップのスタッフと会話をすることも可能にしている。

６月13日に台湾やタイなどのアジア圏でメタバースを先行リリースする。同社は「バーチャル旅行をきっかけに訪日旅行客を増やすことや、越境ＥＣによる特産品の販売により地域創生にも貢献したい」としている。