【ソリューション】ハコスコ、地方店舗の導入拡大へ ライブコマースの実証実験も
ハコスコはビジネスや冠婚葬祭、展示場として活用できるメタバースコマースソリューション「メタストア」を展開している。ライブコマースの有効性を実証実験するイベントを開催した。他にも地方の店舗を支援する取り組みに注力するなど、活用の幅を広げている。
▲サザコーヒーとライブコマースイベントを実施同社は6月13日にサザコーヒーと協業し、ライブコマースの有効性を実証実験するイベントを開催した。
この目的について「インフルエンサーが自分の店舗ではなく、他者が経営するメタバース店舗を舞台として営業・販売するという新しい販売方法についての検証を行う」(藤井代表)と語る。
コーヒーVTuber「理原ひなり」や鈴木社長が参加し、お薦めの豆の特別販売や、チャット機能でおいしいコーヒーの淹れ方をレクチャーしたという。
「メタバースは実店舗を持つ小売と相性が良い。店番をしながら『メタストア』につないで、旬の商品や地域のことを来訪者と気軽に話すことで、地方にあってもお店のファンを作ることができると思う」(同)と語る。
顧客とのコミュニケーションが付加価値となる「道の駅」や小規模商店の導入拡大を目指す。
同社は個人向けの冠婚葬祭分野におけるサービスも強化している。Amazonの「ほしいものリスト」をメタバース空間内に貼り付け、結婚や出産のお祝いをより手軽に受け付けることができる。葬祭においては献花や思い出の品の配置が可能だ。
「メタストア」は2022年11月にサービスを開始した。5Gの環境整備や暗号資産などは不要で、一つのスペースに固定のURLを作成することでメタバースを利用できる。