2023.06.06

freee、「透明書店」のECサイト開設 EC運営を体験してユーザー理解深める

「透明書店」のリアル店舗

経理ソフトなどを展開するfreeeは6月5日、グループ会社の透明書店が経営する書店「透明書店」において、公式ECサイト「透明書店 Web Shop」をオープンした。ECサイト運営に関する実務を体験することでユーザー理解を深め、自社製品への反映を目指す。

freeeは、「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションのもと、中小企業の経理業務を効率化する「freee会計」、給与計算や労務管理を効率化する「freee人事労務」などのソフトウェアを展開している。

自らがスモールビジネスを経営し、自社の社員が実際にバックオフィス業務を経験することで、スモールビジネスの実情とそれに取り組むユーザーを深く理解するとともに、そこで得た体験を自社サービスへ反映することを目的に、グループ会社を通じて書店「透明書店」を立ち上げ、2023年4月に実店舗(東京都台東区)をオープン。実店舗における売り上げの計算や仕入/在庫管理など、さまざまな実務を体感している。

このほど、「透明書店」の公式ECサイト「透明書店 Web Shop」をオープンした。スモールビジネス全体において、オンラインを活用した販売が多くを占めていることから、公式ECサイトに関する実務を店舗運営同様に体感していきたいという狙いがある。


▲ECサイト「透明書店 Web Shop

「透明書店 Web Shop」では、小さな出版社やリトルプレス(少部数発行の出版物)の書籍を選定したほか、「透明書店」のモチーフになっている「くらげ」のイラストをあしらったTシャツ、バケットハット、グラス、カジュアルソックスなどオリジナルグッズ11点がラインアップしており、今後も出品数を増やしていく予定だ。


▲小さな出版社やリトルプレス(少部数発行の出版物)の書籍を選定

freeeでは、会社設立から「透明書店」の開店まで、そして開店後の「透明な情報」を公式SNSを通じて発信している。すでに提供している自社のサービスを活用するだけでなく、未発表のサービスやChatGPTなどのAI技術も活用し、FAXや手書きの在庫管理などデジタル化の余地が大きい書店運営にどのような変化を生み出すことができるのか、その過程も発信していくとしている。




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