2023.06.06

ティアックシステムソリューションズ、ECサイト構築支援サービス開始 現行サイトの課題改善も提案

ハイブリット開発のイメージ図

ティアックの子会社のティアックシステムソリューションズは5月15日、ECサイト構築支援サービスの提供を開始した。ECサイトの構築、現行ECサイトの課題改善などにおいて、事業者ごとに最適なECサイトの実現を支援する。

ティアックシステムソリューションズは、要求整理からECサイトの構築・運用、システム開発、システムサポートまで対応するECサイト構築支援サービスの提供を開始した。

「新規でECサイトを構築したい」現行のECサイトに課題があり改善したいが「ECサイトの改善にどう着手して良いかわからない」、過去にECサイトを立ち上げようとしてが失敗したが再度立ち上げたい等の課題を持つ事業者に、最適なECサイトの実現のための提案・支援を行う。

伴走型サポートでECサイトの構築を支援するとし、要求仕様書の作成支援も行う。ECサイトのリニューアルを成功裏に導くためには、社内コンセンサスをとれるような要件の整理が不可欠だとし、ECサイト構築・改善の事前準備として、課題の抽出や要求仕様の整理を現場だけではなく、場合によっては経営層へヒアリングを行い支援する。

さらに、ウォーターフォール開発とアジャイル開発の利点を組み合わせた開発手法「ハイブリッド開発」により、認識のズレをなくし、「お客様の業務に合わせたシステム」を実現する。

さらに業務改善のため、在庫管理/販売管理などの基幹業務システム、倉庫システム、POSレジ、顧客動向分析と、事業者ごとに最適なECシステムの連携を行い、ECサイト運用の効率化、受注/出荷業務の省力化を提案する。


▲支援サービスの内容

インフラの構築や保守については、専任チームによる総合的なサービスを提供。EC特有の急なアクセス負荷への対応やセキュリティなどのアップデート作業を行いうという特徴を備える。

対応可能なECシステムは、GMOメイクショップ社のECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」、カスタマイズに対応したECサイト構築ソリューション「GMOクラウドEC」、アイル社のWeb受発注システム・BtoB EC「アラジンEC」。導入予算、アイテム数、基幹業務システムとの連携や、ランニングコストなどの希望により、SaaS型・パッケージ型から最適なECシステムを提案するとし、パッケージでは実現できない特有の課題や要件がある場合には、スクラッチ開発での提案も可能としている。

国内のBtoC-EC市場規模は、2021年に20兆円を突破し、年々拡大している。ただし、EC化率はまだまだ低い水準となっており、BtoC-ECの物販系分野でも8.78%となっている。一方で、2021年のBtoB-ECの市場規模は372兆7073億円と拡大しており、EC化率も35.6%で前年と比べて2.1ポイント上昇している。

こうした背景の中、昨今のコロナ禍の影響で生活様式が大きく変わり、ECサイトでモノ・サービスを購入するのが当たり前となったため、ECサイトへの要求レベルも上がってきており、ECの運営者側は商品発送までのリードタイムの短縮や、SNS等を活用した効果的なデジタルマーケティング施策の実施が必要になるなど、運用作業の負荷が急激に増加している。

そこでティアックシステムソリューションズでは、多くの企業様がECサイトの効率的運用に課題を抱えていることに着目。業種業界を問わず数多くの企業の基幹業務システムの設計・開発、インフラ構築、および運用サービスを行ってきた経験から、「お客様にとって最適なECの実現を目指したコマースサービス」の提供決定に至ったとしている。




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