2023.05.16

「Buyee」、アメリカ向け新配送サービスの提供開始 軽量帯の荷物の送料が最大55%安く

BEENOSの連結子会社であるtensoは5月15日、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー) 」において、アメリカ向け新配送サービス「Buyee Economy Air」の提供を開始した。これによりアメリカの顧客は、従来に比べ軽量帯の配送料がお得で、リードタイムも短い配送手段を選択できる。より安心・便利な環境を提供する。

tensoの運営する「Buyee」は、日本企業の越境ECをサポートするサービス。海外販売の障壁となる「言語」「決済」「物流」の問題を解消し、サービス利用料も0円から対応が可能。「Buyee」を導入することで、一括で世界118カ国/地域への販売が可能となる。

このほど、アメリカの顧客向けに、航空便のエコノミー便にあたる軽量帯がお得で、船便よりもリードタイムが短い新配送サービス「Buyee Economy Air」の提供を開始した。

これまでの航空便の代替手段であった船便と比較して、0.4㎏以下の荷物が最大で55%、平均33%以上安くなる。実重量により国際配送料金が決まるため、軽いもの、特に軽くて大きな商品ほどお得になるとし、海外でも人気の高いトレーディングカードやフィギュア、衣類やぬいぐるみなどに適している。

さらに、商品配送までのリードタイムも15日~17日ほどとなり、船便の1~3か月と比較して半分以下に短縮した。航空便のエクスプレス便のリードタイムは4~8日と「Buyee Economy Air」よりも短いが、「Buyee Economy Air」の国際配送料はエクスプレス便と比較して、2.0㎏以下の荷物が最大で70%、平均22%以上安くなるという特長を備える。さらに従来のエコノミー便と比較しても、0.9㎏以下の軽量帯の荷物を安く配送できる。これによりアメリカの顧客は、従来の配送方法よりも軽量帯がお得で、リードタイムも短い配送手段を選ぶことが可能となった。

新型コロナウイルスの感染拡大や世界情勢の影響により、航空便の受付の一時停止、物流制限など、国際配送は不安定な状況が続いていたが、現状では安定して配送できるようになり、越境ECの需要も伸長している。そこで利用者によりお得な金額でサービスを提供するべく、「Buyee」独自の物流サービスとして「Buyee Economy Air」の導入に至ったとしている。

「Buyee」の2023年第2四半期の流通総額は前年同期比+37.8%と伸長している。市場の成長を受けて、グループの越境EC支援件数は4000件を突破。再開されたインバウンドのリピート買い需要の販路としても越境ECは注目されているとし、「Buyee Economy Air」により安心・便利に利用できる環境の構築に努めるとしている。

BEENOSグループは、越境ECのリーディングカンパニーとして、2008年に海外転送サービス「転送コム」事業を開始。テクノロジーの力で日本から海外、海外から日本を双方向に結ぶグローバルプラットフォーム構築を掲げ、あらゆる人・企業とグローバル市場を繋ぎ、新しい常識や可能性の提供を目指している。今回の新配送サービス導入により、越境ECにおいて成長性の高い市場であるアメリカでのシェアを拡大し、国内企業の海外販売への貢献を目指す考えを示した。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事