2023.04.21

三井不動産、新たな飲食EC「mitaseru」開始 有名店の冷凍メニューを販売

「予約困難店や地域限定店の料理を、いつでもどこでも楽しめる」をテーマとする

三井不動産は4月から、有名飲食店と共同開発した冷凍食品のお取り寄せサービス「 mitaseru(ミタセル)」の本格提供を開始した。ミシュランガイド掲載店などの有名飲食店のメニューをネット注文できるサービスだ。三井不動産が商品の製造代行から販売までを一括で請け負うことで、飲食店の販売促進に貢献する。

「mitaseru」では、飲食店の味をそのまま味わえるサービスを目指している。参加する飲食店がレシピ提供や商品開発支援を行い、三井不動産が食材選定や調理、急速冷凍、販売などを行う。人手が足りない飲食店の新たな販路を開拓し、収益の創出を支援する。


▲参加店は知る人ぞ知る名店から、予約困難店、ミシュランガイド掲載店など多岐にわたるという


▲「mitaseru」の仕組み

同サービスに参加する火鍋専門店「ファイヤーホール4000」の菰田欣也氏は、「最初に『mitaseru』に参加するとなったときは、半信半疑なところもあった。打ち合わせを重ねて実際にできたものを食べたときに、クオリティーの高さを感じた。新たな販路として期待できる」と語った。

同サービスは三井不動産の事業提案制度で誕生した。


▲販売商品の一つ 明治2年創業「日本橋 伊勢重」の「すき焼き屋さんが作ったビーフシチュー」

「世界に誇れる日本の飲食事業を、来客や立地に限定されないロケーションフリーな事業にしたい」(ビジネスイノベーション推進部 事業グループ 松本大輝氏、佐々木悠氏)と思いを語る。









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