2023.04.07

Cohesity、ランサムウェアや危険ユーザーを検知 クラウド型データソリューションに新機能搭載

ランサムウェアや危険ユーザーを検知する新機能を搭載

データ管理とデータセキュリティーを提供するCohesityは4月4日、クラウド型データ管理ソリューション「Cohesity Cloud Services」において、サイバー攻撃の検知を強化する「DataHawk(データホーク)」機能を搭載した。サーバーに保存したデータをスキャンし、ランサムウェアなどの不正なデータが含まれていないかを検知する。データを使用するユーザーの行動を分析し、不正な行動をするユーザーを検知する機能もあるとしている。

「Cohesity Cloud Servises」は、2023年1月に日本国内でサービスローンチした。

同ソリューションでは、企業のデータをクラウドに集約することで、データ利用の煩雑さを軽減し、俊敏性を高めるとしている。データのバックアップやリカバリ、災害復旧、分析などを統合したサービスとなっている。

新機能の「DataHawk」では、ランサムウェア検知エンジンを搭載している。潜在的な脅威や、ランサムウェア攻撃の痕跡などを迅速にスキャンし、サイバー攻撃からデータを保護する。「Cohesity Cloud Servises」が毎日更新する脅威情報と連携し、攻撃の検知精度を高めることができるとしている。

「Cohesity Cloud Services」では、企業のデータをシンプルかつ統一的にバックアップする機能を搭載している。保存したデータをネットワークから隔離し、定期的にバージョンアップする機能も備えており、外部からのアクセスに対して十分なセキュリティーを保持している。企業の内部の人間が誤ってデータを消去してしまった場合でも、長期的にバックアップデータを保持することによって、いつでも復旧が可能だとしている。データをシンプルに保存できることから、データ保存・データセキュリティーに関する運用コストも軽減できるとしている。

Cohesityは2019年、米国の独立系調査会社Forrester Researchが選ぶ「Data Resiliency Solutions(データ耐障害性ソリューション)」の「リーダー」に選ばれたという。「リーダー」には対象企業10社から3社が選ばれたとしている。








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