――「ハイブリッドカスタマイズ」とは、どんな仕組みなのか?
市橋:「一元管理システム」では、目まぐるしいECモールの仕様変更に対応し続ける必要があります。他のASP型と同様に「TEMPOSTAR」でも専用部隊が毎週、ECモールの仕様変更をウォッチし、しっかりと対応し、最新性を担保しています。
最新性を保ちつつ、導入企業の個別の要件に応じてカスタマイズ対応しているシステムは少ない。ASP型は「カスタマイズは受けません」というのが基本です。
カスタマイズ対応する一元管理システムは、個別の環境でパッケージシステムにカスタマイズをかけていくことが多いです。そのような場合、ECモールの仕様変更への対応が遅れてくる可能性があり、対応するための改修に追加費用を請求するケースもあります。そのため、どんどんシステムが陳腐化してしまう可能性があります。
最新の仕様変更に対応する基盤の”堅さ”を持ちつつ、個別のカスタマイズに対応する”柔軟さ”の両方を持ち合わせているのが「ハイブリッドカスタマイズ」です。
――ECモールの仕様変更に対応しながら、カスタマイズに対応していると、うたっている他社のシステムもあるが、違いは?
麻生:他社では、蓋を開けてみると、何個かシステムのバージョンを作り、なんとかECモールの仕様変更に対応しているケースもあるようです。当社では1つシステムをバージョンアップしてECモールに対応しており、カスタマイズにも対応しています。そのため、仕様変更への対応の効率もよく、導入企業には安定して使っていただくことができると思います。
▲ECソリューション企画開発部 ECソリューション開発チーム マネージャー 麻生顕司氏(左)とECソリューション企画部 部長 市橋和彦氏(右)
――他社が「ハイブリッドカスタマイズ」に対応しようとしても、難しいのか?
麻生:「ハイブリッドカスタマイズ」を維持するためには、導入企業の状況を組織的に踏まえて、しっかりと構築していく必要があります。導入企業の要望をカスタマイズで反映するだけではなく、ECモールの仕様や運用などを理解した上で、カスタマイズに対応していくのは簡単ではありません。
エンジニア都合で個別のカスタマイズを行っていくと、徐々にその部分が陳腐化し、後から問題が生じることもあります。システム全体を見ながら、カスタマイズや運用のサポートをしていくことができるのは、他にはなかなかないと考えています。
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