2023.03.20

【<特集>化粧品通販のLTV向上施策】定期購入の継続率改善など成果続々


【アイスタイル】中間期EC売上は13.2%増 LTVの向上で成長


口コミプラットフォーム「@cosme(アットコスメ)」を運営するアイスタイルは、アットコスメと連携した化粧品ECサイト「@cosme SHOPPING(アットコスメショッピング)」を展開している。

アイスタイルの2022年7―12月期(中間期)の連結業績における、EC事業の売上高は、前年同期比13.2%増の53億2600万円となった。

ECは成長を続けているという。アイスタイルリテールの本橋未来取締役副社長は、「要因として、LTVの向上がある。『アットコスメで正規品を買いたい』という、信頼性・安全性を消費者が当社に感じてくれていることが大きい」としている。


▲アイスタイルリテール 本橋未来副社長

値下げは行わず、適切なタイミングで、ポイントなどの施策を行うことで、「購入し続けていると中長期的にお得」と実感してもらうようにしているという。

EC・実店舗では、ECの方が、購入単価が高いそうだ。送料無料ラインの影響もあるという。さらに、実店舗より多くの商品を品ぞろえできる点も、ECの単価を引き上げているようだ。

ECと店舗のポイントは共通であるため、ユーザーは店舗での購入時にアプリをダウンロードしてポイントを獲得できる。そのポイントを使って、ECで商品を購入する顧客も少なくないそうだ。

アプリによってアットコスメの接触回数が増え、ECの告知もしやすくなるという。店頭でのアプリダウンロードは、新規顧客獲得の入り口になっているそうだ。

アプリは2年ほど前から、特に強化し始めたという。強化によって、アクティブユーザーは圧倒的に増えたとしている。ECでの購入者を見ても、現在では、アプリ経由の顧客が、ウェブ経由の顧客を超えているという。アプリが、実店舗とECとのハブになっており、相互送客につながっているようだ。

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