ひまわり食品、昆虫食のすしをECで販売 最新の冷凍技術を導入

ひまわり食品は2月24日、最先端の冷凍技術を使用した「175Sushi（イナゴスシ）」を発売した。同社では2月9日、冷凍食品専門のECサイトをオープン。昆虫食を取り入れることにより、認知の拡大を図るだけでなく、海外展開も視野に入れているという。
　
同社はもともと、スーパーマーケット向けの弁当やすしなどを製造していた。常温での販売だと、販路に限界があることから、最新の冷凍技術を導入、併せてECサイトも立ち上げたという。「コメどころの新潟なので、コメを使った商品を主力にしていく予定だ」（担当者）と話す。
　
「イナゴは日本でも古くから食べられており、コメ農家との関連性も深い」（同）と話す。
　
「シャリは通常のおすしと同様で、イナゴは濃いめの佃煮となっている。ゴマをあえたことで、酢飯との相性も良くなった」（同）と話す。
　
食品工場で昆虫食を導入した場合、他の食品に、昆虫食原料が異物として混入してしまうリスクがあるという。「製造ラインは同一だが、製造時間をずらすことにより、リスクを最小化している。冷凍食品の分野でも、新しい市場に参入していきたい」（同）と話している。