2023.03.01

ドイツ発のスリープテックブランド「Emma」、2022年売上は35%増の1241億円 最高売上更新、5年連続黒字

睡眠に関わる製品、サービスを提供するスリープテック・ブランドEmma-The Sleep Companyはこのほど、2022年の売上高などを発表した。売上高は、過去最高の9億4800万米ドル(年間平均為替レートの1ドル=131円として算出すると1241億8800万円)だった。収益成長率は前年比35%と、世界経済が激動したこの年に、通期収益目標である8億6900万米ドル(8億ユーロ)を上回った。2022年も増益を達成し、5年連続の黒字となった。

Emma-The Sleep Companyは、ドイツ発のスリープテック・ブランド。2015年にドイツで発売されて以来、成長を遂げ、現在では世界30カ国以上で販売を行っている。

2022年の売上について、9億4800万米ドル(8億7300万ユーロ)の過去最高の売上高と前年比35%の収益成長率で終えたと発表した。特にヨーロッパ地域以外での成長は著しく、アジア太平洋地域では、オーストラリアが2022年に前年比で103%の売上高を達成。北米では、メキシコが最も好調で、前年比117%の収益成長を遂げた。南米では、ブラジルが前年比62%の収益増。ヨーロッパでもイタリアが前年比80%の増収を記録した。世界経済が激動した年にも関わらず、通期収益目標である8億6900万米ドル(8億ユーロ)を上回り、5年連続の黒字となった。

Emma-The Sleep Companyは、グローバル戦略の一環として、2022年からポーランドとデンマーク市場向けの専門チームの立ち上げを開始した。さらに今後は、既存市場での市場拡大と商品の多様化を進めていくとしている。その1つとして、ハーグに近いオランダのモールに欧州初の店舗をオープンした。また、グローバルな成長戦略を支えるため、リスボン、マニラ、メキシコシティにある国際拠点で新たな採用を計画している。

Emma-The Sleep CompanyのCEO兼共同創業者であるデニス・シュモルツィ博士は、 「2022年は、Emmaにとってとてつもなく大きな年でした。強い経済的逆風に直面しながらも、目覚ましい成長を続け、収益性を高めながら自社の収益目標を上回りました。オーストラリアからメキシコまで、ヨーロッパ以外の地域で3桁の成長を遂げたことは、私たちが真のグローバル・スリープ・ブランドを築きつつあることを示しています。2023年も、さらなる成長とそれを支えるための採用を通じて、最高の一日を踏み出す一歩を支えるというミッションを目指していきます」とコメントした。

同じくCEO兼共同創業者であるマヌエル・ミュラー氏は、「多くの競合他社が苦戦した年に、我々は革新を続け、成長し、賞を獲得することができました。スリープテックカンパニーとして、イノベーションは日々のビジネスの中心的な役割を担っており、当社の製品ラインアップが再び認められた1年でもありました。イタリア、スペイン、ブラジル、ドイツ、ベルギー、英国で賞を獲得し、総獲得数は80を超えました。2023年以降も、睡眠に関わるサービスの拡大・改良に努め、より良い眠りを通じて人々の生活にプラスの影響を与えるべく、活動を続けてまいります」と述べた。




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