2023.02.22

ピアラ、マッチングサービス「PIAMATCH」提供 トップマーケターと企業をつなぐ

ヘルスケア、ビューティ、食品領域を中心にさまざまな業界の企業に通販DX(マーケティングDX)サービスを展開するピアラは2月20日、トップマーケターと企業を繋ぐマーケターマッチングサービス「PIAMATCH」を開始した。採用のハードルが高いマーケター・コンサルタント人材の採用課題解決をサポートする。同取り組みは、ピアラが掲げる「ブランド価値創造企業」への転換に向けて、伊藤忠商事との業務提携に引き続き新たに開始する2つ目の事業となる。

ピアラは、ブランディングからLTV向上までのALLデータを一元管理し、通販DX(マーケティングDX)サービスを展開している。今期は、通販DXサービスによる再成長と、ヘルスケア&ビューティ以外のマーケティングDXサービスのさらなる強化、そしてこれまでのマーケティング支援で得たノウハウやデータ、ニーズを活かした、クライアントの売上に収益が左右されることのない新たな自社事業の展開の3軸へ事業ポートフォリオを変更。「ブランド価値創造企業」への転換を掲げている。

このほど、「ブランド価値創造企業」を目指す第2弾の自社事業として、マーケターマッチングサービス「PIAMATCH」を開始した。800社以上の事業者のマーケティング支援に携わってきた経験から、企業の抱える本質的な課題を抽出。課題を解決するための最適なスキルを導き出し、自社の信頼するトップマーケターと人材不足に悩む企業をマッチングする。



エージェント型のサービスのため、人材の提案に加え、条件交渉や、案件進捗管理まで徹底したサポートを実施。事業者・マーケターのどちらに対してもWin-Winな取引となるよう、ピアラのコーディネーターが定期的に双方向のフォローの機会を設けるなど、互いにミスマッチの無い状態で稼働できるよう努めていくとしている。

創業からマーケティング支援を行ってきた自社だからこそ、Web系に特化したマーケターやコンサルタントが多数在籍しているとし、各事業者に優秀なマーケティングやコンサルティング人材を提案することで、採用に関する課題を解決するだけでなく、事業に関する課題解決や社内人材の教育・育成にも寄与できるとの考えを示した。「PIAMATCH」での契約期間は最短3カ月~で、費用や条件はマーケターの経験値や保有スキルにより変動する。



デジタル化やインターネットの普及により、消費者の購買行動の変化、プロダクトやサービスのコモディティ化、それに伴う獲得コストの高騰など、世の中の変化と共に顧客ニーズが多様化・煩雑化しており、事業者は様々な壁に直面している。

そのため事業者はこれまで以上にデータの収集や分析に注力し、それらを元にした戦略の見直し、顧客接点の強化やコミュニケーションの活発化など、多角的にマーケティング活動の見直しを図っている。さらに、改善すべきはマーケティングに留まらず、事業設計の練り直しやブランディングといった深く幅広いところまで進いる。



こうした状況においてカギを握るのは、経験値の高いマーケターやコンサルタントとなる。変化するスピードの激しい環境の中で、市場や顧客にどのようにアプローチしていくべきなのか、戦略的な設計から実行までを担うことのできる人材のニーズが各社で高まっている。

一方で、具体的なマーケティング課題が分からず必要なスキルが分からない、自社でのマーケターの育成には時間がかかる、優秀な人材は転職市場などに出てくることが少ないなど、即戦力となる人材の採用には課題も多い。働き方改革の追い風も影響し、特定の企業に属さず自身の得意分野を活かし、自身で仕事を選択するフリーランスの人口が増加している傾向もある。こうした状況を受けピアラは、採用ハードルが高い、さまざまな経験値を持つマーケター・コンサルタント人材の採用課題の解決をサポートするべく、「PIAMATCH」の提供に至ったとしている。

「PIAMATCH」は、これまでピアラがマーケティング支援で培ってきた知見や人脈を活かすことのできる領域であることから、正式ローンチに先立ち、すでに顕著にマーケターの登録数を増やしている。試験的営業活動も開始しており、双方向で需要が高いことが伺えるとしている。今後は、業界を問わず企業とトップマーケターのマッチングに貢献するべく努めていく考えを示した。




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