2023.02.18

【バレンタインの最新トレンドを解説】2023年は「脱・義理チョコ」が加速 下着、ネクタイなどの『身に着ける雑貨』が上位に

ギフトモールが運営する「ギフトモール オンラインギフト総研」は2月7日、2023年のバレンタインギフトのトレンドをまとめた調査レポートを発表した。レポートでは、2023年は義理チョコを送らない「脱・義理チョコ」が加速したことや、洋菓子を抑え、下着やネクタイなどの“身に付ける商品”のシェアが急拡大していることが分かった。

レポートは昨年同時期との検索カテゴリー及び購入価格で比較した。同社グループで運営するギフトプラットフォームサービス上で「バレンタイン」に関連する検索を行った人が、実際にオンラインで購入した商品のカテゴリーを比較分析している。昨年と今年の実際の購入商品カテゴリーごとの購入件数や購入価格を対象に分析を行った。

調査で注目すべき点は、①「脱・義理チョコ」が加速。洋菓子を抑え、下着やネクタイなどの“身に付ける商品”のシェアが拡大②「1000円以下」のギフト購入が昨年より約7%減少③ソーシャルギフトの支持が拡大し、バレンタインでも約35%の人が利用希望――していることだ。

バレンタインギフトとして購入されている商品の全カテゴリーを、洋菓子・和菓子・飲料/グルメ・雑貨に分類し、その構成割合を昨年と比較した。その結果、昨年47.1%だった洋菓子に代わり、今年は雑貨が42.9%となり、半数に迫るシェアを占め、首位となった。


▲洋菓子を抑え、雑貨が42.9%で首位に

雑貨では「ボクサーパンツ」と「下着」が、昨年に続き人気を集めた。今年急上昇したカテゴリーを見ると14位に「ネクタイ」(昨年54位)、16位に「マフラー」(昨年44位)、20位に「財布」(昨年54位)がランクインした。

今年は行動制限がないバレンタインとなり、コロナ禍でのギフトの特徴でもあった「おうち時間」を充実させるようなアイテムが減少し、一方で外出時に使えるような“身に付ける商品”が躍進する結果となった。

購入価格帯は「1000~3000円」が39.0%と最も多く、続いて「1000円以下」が29.4%だった。いずれも昨年よりも約7%減少した。

その理由としては出社回数の減少や社内コミュニケーションの変化などから「脱・義理チョコ」の流れが加速したことや、恋人や家族など大切な人にスイーツだけではなく、下着やネクタイなどの「ちょっと良いもの」を送りたいと考える人が増えたからだと推測できる。


▲1000円以下の購入が減少

ソーシャルギフトを利用してギフトを送りたいシーンを聞いたところ「誕生日」が67.5 %と最も高く、「バレンタイン」は34/7%だった。ソーシャルギフトは20~30代を中心に支持されており、気軽なシーンに身近な関係性の相手へのギフトに最適なツールとして利用されている。

バレンタインギフトのシーンについても、異性だけではなく、送る相手や送るシーンが多様化してきていることにより、ソーシャルギフトの利用意向が高まっている。






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