2023.02.17

かっこ、バリュークリエーションと資本業務提携 ネット広告詐欺などアドフラウド対策を推進

アルゴリズム及びソフトウエアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支援するかっこは2月15日、WEBプロモーション分野において、多角的なソリューションを提供し、企業の価値と利益の最大化に貢献するバリュークリエーションと資本業務提携した。両社の強みを活かし、ネット広告詐欺やアフィリエイト報酬目的の不正クリックなどのアドフラウド対策をはじめとし、データサイエンスサービスを活用した新たな取り組みなど幅広いサービスの展開を目指す。

かっこは、「未来のゲームチェンジャーの『まずやってみよう』をカタチに」という経営ビジョンを掲げ、セキュリティ・ペイメント・データサイエンスの技術とノウハウをもとにアルゴリズム、およびソフトウエアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジの支援を目指している。特にオンライン取引における「不正検知サービス」を中核サービスとして位置づけ、不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」、不正アクセス検知サービス「O-MOTION(オーモーション)」を提供している。



このほど、マーケティング専門会社として、多種多様な業界におけるWebマーケティングやプロモーションを企画・提供することで、事業者の価値と利益の最大化、事業成長に貢献してきたバリュークリエーションと資本業務提携した。

バリュークリエーションは、マーケティングDX事業において、顧客のマーケティング課題抽出、戦略立案から広告の運用までを一貫して実施。不動産DX事業においては解体ニーズのあるユーザーと解体業者のマッチングプラットフォームとなる「解体の窓口」を提供している。

インターネット広告市場が成長を続けるなか、世界広告主連盟WFA(World Federation of Advertisers)によると、アドフラウドによる被害総額は、2025年までに約500億ドル(約5兆4188億円)まで増加すると予測されている。さらにアドフラウドで得た資金は、反社会勢力の資金源となるケースもあり、日本国内でも総務省より「デジタル広告デジタル市場競争会議最終報告」(2021年4月)にて対策の方向性について検討がなされるなど、社会的問題になっている。

こうした状況を受けカッコは、今回の業務提携に至ったとしている。セキュリティ・ペイメント・データサイエンスの技術とノウハウで、ネット通販を中心としたオンライン取引での不正注文、不正アクセス/不正ログイン対策を支援してきたかっこと、マーケティングDX事業において、来訪データをもとに高精度なターゲティングを実現し、幅広い業界へサービスを提供しているバリュークリエーションが両社の強みを活かし、ネット広告詐欺やアフィリエイト報酬目的の不正クリックなどのアドフラウド対策をはじめ、データサイエンスサービスを活用した新たな取り組みなど幅広いサービス展開をしていくとしている。

今回の取り組みについて、かっこの代表取締役CEO 岩井裕之氏は、「当社のこれまで培ってきた不正対策におけるノウハウやデータサイエンスの技術と、バリュークリエーションが展開するマーケティング分野は、データを活用し、業務の自動化や更なる精度向上を目指す点において、親和性が高いと考えています。今回の業務提携をきっかけとして、お互いのビジネス領域の拡大と更なるサービスにおける研究開発を今後も進めてまいります」とコメントした。




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