2020.05.14

消費者庁「AIワーキンググループ」、AIのリスクなど検討 個別製品ごとに議論

消費者庁は4月27日、「消費者のデジタル化への対応に関する検討会第3回AIワーキンググループ」をオンラインで開催、消費者庁がまとめる、安全にAIを使うためのハンドブックの内容について議論した。ロボット掃除機、融資サービスなど、個別の製品・役務にAIを利用する利便性やリスクについて話し合った。
 
第3回会合の議題は「AIに関する基礎的リテラシーの整理」。全6回の会合を通して作成する予定の、ハンドブックの内容について検討した。前回までの検討会では、AIの概念の整理を中心に検討したが、今回はAIが使われる具体的な事例について議論した。
 
具体的には、ロボット掃除機、自動運転自動車、投資用ロボアドバイザー、レコメンド機能、スマートスピーカー、健康相談、融資審査サービスなどについて、AI利用時の、消費者の利便性やリスクについて議論した。
 
5月中に、アンケート調査「第2回消費者意識調査」を実施する予定であることも明らかにした。消費者の現時点での、AIへの消費者の理解度や利用傾向について確認を行い、今後の検討会の参考にするとしている。第4回会合は5月25日にウェブ上で開催する予定だ。

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