2024.09.20

【アパレル】ECサイトのSNS化が加速 進む商品画像の全画面表示や動画化

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商品画像はECサイトの肝といえる。特にアパレル企業は商品のデザインやブランドの世界観が売り上げに直結しやすいことから、商品画像の見せ方に工夫を重ねている。

アパレルECでは動画やスマホの全画面表示など、SNSのような見せ方を強化する流れが進み、実績が出ている企業も目立つ。ECサイトのビジュアル面について、特徴のある企業をまとめた。



<CONTENTS>
▶PLAY PRODUCT STUDIO、縦型表示でCVR向上 強み生かしてROAS1000%超
▶シップス、D2Cで動画を多用 ターゲットに合わせた表現で訴求
▶foufou、配置や大きさこだわり 世界観に没頭するデザインへ刷新
▶<AIモデルの導入支援>AI model、モデル着用画像のハードル下げる



全画面表示はROASやCVRに効果


ユニクロやZARAのECサイトをスマホで開くと、商品や着用画像をフルスクリーンで表示している。最近は中小規模のアパレルECでも全画面表示を導入する事例が増えている。

全画面表示は、画質を含めた商品・着用画像に強みがあることが前提となるが、広告の費用対効果(ROAS)やコンバージョン率(CVR)に効果が出やすいという。SNS感覚での操作が可能になることから、画像の閲覧数やECサイトの滞在時間も伸びやすい傾向だ。世界観の作り込みや、特に見せたいものの選定をしっかりと戦略化することが成功の鍵となっている。

着用の様子などの動画をメインに表示するECサイトも目立つ。手軽に複数の商品や着こなしを見て、商品のイメージをつかみやすくする狙いだ。世界観の表現の幅が広がることから、ブランドのファン化も促進できるという。

ECサイトの見た目がSNS化するだけでなく、顧客の行動や購買履歴を収集し、パーソナライズした提案につなげている企業も増えている。今後も商品画像の魅力を高め、ブランディングなどの目的に合わせて工夫を重ねる動きは止まらないだろう。

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