2020.05.13

ナショナルデパート、シェフの逸品菓子がポストに届くサブスク「PostFoods!」スタート

ナショナルデパートは5月11日、シェフが作る逸品菓子がポストに届くサブスクリプションサービス「PostFoods!」(ポストフーズ!)をスタートし、参加シェフの募集を開始した。新型コロナウイルスの影響に苦慮する個店ベーカリーにおけるECを支援する。

「PostFoods!」は、シェフが作る逸品ポスト投函で販売する通販サービス。ポスト投函に限定することにより、非接触受取と送料の負担軽減を可能にしている。「PostFoods!」に参加するシェフには、ポスト投函・常温流通に最適化した商品開発のサポートを無料で提供。土産菓子のノウハウを持つナショナルデパートが常温保存商品の開発をバックアップするとともに、賞味期限検査、生菌検査、水分活性値測定などの諸費用も負担する。サイト掲載用の商品撮影、同梱するカードや手紙のデザイン、プレスリリースの配信などPRのサポートも無料で行う。


商品開発からサポート

発送には、送料が安価なクリックポストの利用を想定。「PostFoods!」から送られてくる商品の送付先データを使い、クリックポストのサイトから送り状を印刷。商品に貼り付けてポストに投函すればよいため、発送にかかる負担も軽減できる。その他、14日まで設定可能な長めリードタイムや、サブスクリプションの導入、決済・事務手数料のみの少ない費用負担などの特徴を備えている。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、外出自粛や入店制限の措置などの影響に苦慮する個店ベーカリーなどでは、ECの経験が少なく、チャネルを増やすといった施策についても消極的な場合が多いという。また仮にECでの販売やデリバリーをした場合でも、商品単価の低いベーカリーでは売上を補うほどの結果が出ないことが多い。店舗継続のための新たなチャネルの創出が急務であるとの考えから、ECの経験がない個店オーナーシェフでも自分の店の味を広く販売できるプラットフォームとして「PostFoods!」の提供に至ったとしている。シェフの技術を生かし、ポスト投函に最適化した商品を新たに作ることで、今までになかった販路開拓を支援する。


「PostFoods!」

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