ラクーンコマースは5月7日、BtoB向け越境ECサイト「SD export」において、台湾のバイヤーに特化した越境ECサイト「日貨百貨 by SUPER DELIVERY」開設した。台湾のバイヤーに最適化した内容とすることで利用を促進し、台湾でのサービス展開の拡大を図る。
「日貨百貨 by SUPER DELIVERY」では、言語、決済、物流、取り扱い商品を台湾向けに最適化している。言語は台湾の母国語である中国語（繁体字）を用い、価格は台湾ドル表示としている。決済はクレジットカードに加え、後払いも利用可能。物流はアジア専門の配送会社を利用し、従来の「SD export」の配送と比べて短納期、低コストを実現している。
取扱商品は、台湾のバイヤーに人気が高い食器・キッチン用品、インテリア雑貨がメインだ。今後は台湾でまだ流通していない日本の商品なども展開予定だという。「日貨百貨 by SUPER DELIVERY」に掲載する商品の選定、掲載の作業は「SD export」で行うため、出品する日本メーカーは追加の作業や費用は発生しない。
「SD export」は、日本国内のメーカーと海外のバイヤーが取引できるBtoBの越境ECサイト。世界134か国に対応し、海外バイヤーとのマッチングから受注、決済、貿易事務、物流までをオールインワンで提供している。商品掲載数は約46万点。約1258社のメーカーが、世界約5万5000店への販路拡大ツールとして利用している。
「SD export」では、アジアのバイヤーによる売上高が全体の80％を占めている。中でも台湾は購入額・購入バイヤー数ともに常に上位に位置している。日本の文化が浸透しており、体型も日本人と似ていてアパレルなどのサイズも合い、日本から近く物流コストが安いことなどがその背景にある。こうした状況を踏まえ、台湾への販売を強化するため、現地のニーズに沿ったサイトとして「日貨百貨 by SUPER DELIVERY」を立ち上げた。今後も現地のニーズへのサービスの最適化により利用拡大を図る考えだ。
「日貨百貨 by SUPER DELIVERY」 
